PowerCOBOLで作成したDLLとCOBOLで作成したDLLが複雑に混在している場合、以下のような注意点があります。
COBOL85言語仕様の手続きでは、再帰的な呼び出しを禁止しています。COBOLまたはPowerCOBOLの手続き中で、再帰的に呼び出されるような手続きは記述しないようにしてください。
PowerCOBOLの手続きからCOBOLのプログラムを呼び出すと、PowerCOBOLのランタイムシステムは、その先のNetCOBOLのランタイムシステムを制御することができません。したがって、PowerCOBOLから呼び出されたCOBOLのプログラム内で、PowerCOBOLのメソッドを呼び出したりプロパティへアクセスしたりすることはできません。
PowerCOBOLのDLLがCOBOL85言語仕様で作成されている場合、すでに開かれているフォームと同一のフォームを開くことはできません。
フォームは、処理中のイベント手続きがすべて終了するまで、アンロード可能な状態になりません。たとえば、フォームを閉じたとしても、そのフォームのイベント手続きによって開かれた子フォームが閉じられていなければ、親フォームはWindowsのメモリ上にロードされています。子フォームをもつアプリケーションを実行する場合は、子フォームを先に閉じるようにしてください。
オートメーションサーバとして作成されたフォームをNetCOBOLのCOM連携機能(*COMクラス)を使用して呼び出す場合、フォームのActivateメソッドを使用することはできません。この場合、DoModalメソッドを使用してください。