ツールバーのボタン上に表示するイメージは、イメージリストを使用します。イメージリストは、複数のイメージを等しい間隔で横に並べたビットマップです。Windowsでは、1つのイメージの幅が16ピクセル、高さが15ピクセルになるよう推奨されています。このサンプルプログラムでは、3つのボタンを作成しますので、幅が48ピクセルのビットマップを作成します。以下の手順で、イメージリストを作成し、モジュールに登録します。
Windowsのアクセサリ内にある「ペイント」を起動します。
[変形]メニューの[キャンパスの色とサイズ]コマンドを選択します。
[キャンパスの色とサイズ]ダイアログボックスの[幅]に48、[高さ]に15を設定し、[単位]を[ピクセル]に変更します。
OKボタンをクリックします。
開く、保存および印刷に対応するイメージを16ピクセル幅で横に並べて作成します。
作成例として、Table5.ppjと同じフォルダにあるToolButton.bmpを参照してください。
ビットマップを保存します。
ここでは、ToolButton.bmpというファイル名で保存します。
プロジェクトウィンドウのデザインツリーウィンドウでモジュールを選択します。
ポップアップメニューの[ファイルの挿入...]コマンドを選択します。
[ファイルの挿入]ダイアログボックスで、[ファイルの種類]を"イメージリスト(*.bmp)"に変更します。
先ほど保存したToolButton.bmpを選択します。
[開く]ボタンをクリックします。
デザインツリーウィンドウ上で追加したイメージリスト名を設定します。
サンプルプログラムでは、そのままの名前(ImageList1)を使用します。
ポイント
イメージリストのプロパティ設定ダイアログボックスを参照すると、イメージ幅が16になっていることが確認できます。PowerCOBOLでは、イメージリストのイメージ幅の初期値として16を設定しています。個々のイメージを16ピクセル以外の幅で作成した場合は、このダイアログボックスを使ってイメージ幅を変更してください。
注意
モジュールのイメージリストを追加する場合には、ファイルの種類として"イメージリスト(*.bmp)"を選択してください。イメージリストのファイル拡張子は"bmp"ですが、"ビットマップファイル(*.bmp)"として追加すると、イメージリストとして使用できません。