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NetCOBOL V12.2 PowerCOBOL ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.5.4 ビルド時に作成されるファイル

ビルドした場合、以下のようなフォルダおよびファイルが生成されます。

アプリケーション実行時に必要なファイル

アプリケーションを実行する場合に必要なファイルは、プロジェクトファイルが保存されているフォルダ配下の、以下のフォルダに生成されます。これらのフォルダをターゲットフォルダといいます。

生成されるファイルを以下に示します。

ファイル名

説明

モジュール名.EXE

実行可能プログラムファイル(*1)

モジュール名.DLL

ダイナミックリンクライブラリ(*2)

モジュール名.EXP

エクスポートされる関数やデータの情報が格納されているファイル(*3)

モジュール名.PLI

行情報ファイル(*4)

モジュール名.PDB

COBOLデバッガ情報ファイル(*4)

フォーム名.SVD

COBOLデバッガ情報ファイル(*5)

*1: 種類が"起動プログラム(EXE)"の場合だけ生成

*2: 種類が"ダイナミックリンクライブラリ(DLL)"の場合だけ生成

*3: リンカ(LINK.EXE)が生成

*4: デバッグモードまたは診断機能利用す場合だけ生成

*5: リリースモードの場合だけ生成

ポイント

プロジェクトのプロパティ設定ダイアログボックスで、[ビルド]タブの[ターゲットフォルダ]を指定することにより、これらのファイルの出力先を変更することもできます。

注意

プロジェクトファイルが保存されているフォルダ配下に、ターゲットフォルダと同じ名前のファイルを置かないでください。ターゲットフォルダの生成ができないため、正しくビルドできません。

また、ターゲットフォルダ内のファイルを書き込み禁止属性にしている場合、ファイルの置き換えができないため、正しくビルドできません。

アプリケーション開発時に必要なファイル

ビルドやデバッグなど、アプリケーションを開発する場合に必要なファイルは、プロジェクトファイルが保存されているフォルダ配下の、以下のフォルダに生成されます。これらのフォルダを作業用フォルダといいます。

生成されるファイルを以下に示します。

ファイル名

説明

モジュール名.DEF

モジュール定義ファイル

モジュール名.PMI

モジュール情報ファイル

モジュール名.RC

リソースファイル

モジュール名.RES

.RCファイルのコンパイル結果

モジュール名.TLB

タイプライブラリ

フォーム名.PRC

イベント手続きファイル

フォーム名.COB

.PRCから生成したCOBOLソースファイル

フォーム名.OBJ

.COBファイルのコンパイル結果

フォーム名.SLI

行番号対応情報ファイル

フォーム名.SVD

COBOLデバッガ情報ファイル(*1)

~BUILD.TLB

タイプライブラリ

*1: デバッグモードの場合だけ生成

注意

プロジェクトファイルが保存されているフォルダ配下に、作業用フォルダと同じ名前のファイルを置かないでください。作業用フォルダの生成ができないため、正しくビルドできません。

また、作業用フォルダ内のファイルを書き込み禁止属性にしている場合、ファイルの置き換えができないため、正しくビルドできません。