クライアントスクリプト機能で表示するテーブルデータの取得やユーザHTML画面を使用するためのオブジェクトです。
テーブルデータとは、2次元で表される配列を扱うデータ形式です。配列の各要素はstring型の文字列です。
メソッド名 | 機能 |
|---|---|
addWidget | エミュレータ画面上に部品を表示 |
getWidget | エミュレータ画面上の部品オブジェクトを取得 |
hideLoading | Loading画面を非表示 |
hideWidget | エミュレータ画面上の部品を非表示 |
load | ユーザHTMLの表示 |
removeWidget | エミュレータ画面上の部品を消去 |
showLoading | Loading画面を表示 |
showWidget | エミュレータ画面上の部品を再表示 |
unload | ユーザHTMLの消去 |
オブジェクト名 | 機能 | 初期値 |
|---|---|---|
table | エミュレータ画面に表示するテーブルデータ | Arrayオブジェクトの初期値 |
keypad | エミュレータのキーパッドをカスタマイズ |
エミュレータ画面上へ部品を表示
エミュレータの画面上に部品を表示します。
●呼び出し形式
addWidget(WsmgrWidgetObj)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
|---|---|---|
WsmgrWidgetObj | WsmgrWidgetオブジェクトを指定 | 省略できません |
参考
パラメータの詳細はWsmgrWidgetオブジェクトの説明を参照してください。
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(button1);注意
部品の表示位置が同じ位置を指していた場合、または、部品のサイズによって他の部品と重なる場合は、あとから追加した部品が前面に表示されます。
エミュレータ画面上の部品オブジェクトを取得
エミュレータ画面上の部品オブジェクトを取得します。
●呼び出し形式
getWidget(id)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
|---|---|---|
id | WsmgrWidgetオブジェクトのidを指定 | 省略できません |
参考
パラメータの詳細はWsmgrWidgetオブジェクトの説明を参照してください。
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると部品オブジェクト(WsmgrWidgetオブジェクト)を返します。エラーが発生した場合は、nullを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
var check1 = new WsmgrWidget("check1", "check");
check1.setPosition(10,10, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(check1);
var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
button1.bind("click", function (e) {
// チェック部品オブジェクトを取得
var check = e.dspemu.view.getWidget("check1");
});
dspemu.view.addWidget(button1); Loading画面の非表示
表示されているLoading画面を非表示に設定します。
●呼び出し形式
hideLoading()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
dspemu.view.showLoading({'url': 'customize/Loading.htm', 'opacity': 0.8});
dspemu.screen.bind('change', function (e) {
if (!e.byHost) {
return false;
}
if (dspemu.screen.contains('SYSTEM READY')) {
var win = new WsmgrWindow('customize/menu.htm');
win.bind('load', function (e) {
// ユーザHTMLロード完了後にLoading画面を非表示
e.dspemu.view.hideLoading();
});
dspemu.view.load(win);
}
});
エミュレータ画面上の部品を非表示に設定
エミュレータの画面上に表示されている部品を非表示に設定します。
●呼び出し形式
hideWidget(id)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
|---|---|---|
id | WsmgrWidgetオブジェクトで設定したidを指定 | エミュレータ画面上のすべての部品を非表示に設定します |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(button1);
dspemu.view.hideWidget(button1);ユーザHTMLの表示
指定されたオブジェクトの設定に従い、ユーザHTMLをエミュレータ画面に表示します。
●呼び出し形式
load(obj)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
|---|---|---|
obj | ユーザHTMLの表示方法を設定したオブジェクトを指定 | 省略できません |
参考
WsmgrDialogオブジェクト、WsmgrWindowオブジェクトの詳細は各リファレンスを参照してください。
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
var screen = new WsmgrWindow("user.htm");
screen.setStyle("screen");
dspemu.view.load(screen); // ユーザHTMLを表示エミュレータ画面上の部品を消去
エミュレータの画面上の部品を消去します。
●呼び出し形式
removeWidget(id)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
|---|---|---|
id | WsmgrWidgetオブジェクトで設定したidを指定 | エミュレータ画面上のすべての部品を消去します |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(button1);
dspemu.view.removeWidget("button1");Loading画面の表示
エミュレータ画面上にLoading画面を表示します。
●呼び出し形式
showLoading(option)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
|---|---|---|
option | Loading画面の表示オプションをオブジェクトで指定 | 初期値で表示 |
●表示オプション一覧
オプション | 説明 |
|---|---|
'url' | Loading画面のURLを指定 |
'opacity' | Loading画面の透過率を0~1.0の範囲で指定 初期値:1.0(透過しません) |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
// Loading画面を透過して表示します
dspemu.view.showLoading({'url': 'customize/Loading.htm', 'opacity': 0.8});
エミュレータ画面上の部品を再表示
エミュレータの画面上で非表示にした部品を再表示に設定します。
●呼び出し形式
showWidget(id)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
|---|---|---|
id | WsmgrWidgetオブジェクトで設定したidを指定 | エミュレータ画面上のすべての部品を再表示に設定します |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
var button1 = new WsmgrWidget("button1", "button");
button1.setPosition(10, 15, 5, 1);
dspemu.view.addWidget(button1);
dspemu.view.hideWidget(button1);
dspemu.view.showWidget(button1);ユーザHTMLの消去
ユーザHTMLを消去します。
●呼び出し形式
unload([obj])
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
|---|---|---|
obj | 消去するユーザHTMLが設定されているオブジェクトを指定 | すべて消去 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとtrueを返します。エラーが発生した場合は、falseを返します。エラーの詳細は、getErrorメソッドにより取得できます。
●JavaScriptを用いて記述した例
var dspemu = new WsmgrDspemu(); // インスタンスの作成
var win = new WsmgrWindow('user.htm');
dspemu.view.load(win); // ユーザを表示
dspemu.bind('load', function (e) {
dspemu.view.unload(win); // 表示中のユーザHTMLを消去
});