ページの先頭行へ戻る
Big Data Integration ServerV1.1.0 利用ガイド
FUJITSU Software

2.1.1 並列分散処理のプロセス構成

並列分散処理のサーバ環境では以下のプロセスが動作します。

インストール時は、選択した機能に応じたプロセスが自動で各サーバに配置されます。
セットアップ時は、プロセス単位に必要な設定作業があります。詳細は“5.2 データ管理機能のセットアップ”を参照してください。

表2.1 並列分散処理のプロセス

プロセス名

役割

配置先

マスタ
サーバ

スレーブ
サーバ

開発
環境
実行
サーバ

ResouceManager

クラスタ全体のリソースを管理します。並列分散処理アプリケーションからのリソース要求を受け付け、各スレーブサーバのNodeManagerからリソースを確保します。

NameNode

DataNodeのモニタリング、ブロックを管理します。また、ファイルシステムの維持のためのメタデータ(ファイルシステムイメージファイル、変更情報を記述した編集ログ)を管理します。

NodeManager

ローカルの利用可能なリソースを管理し、ResourceManagerから指示を受け取って、必要とするリソースをコンテナ(アプリケーション実行環境)として提供します。

DataNode

ブロック化されたデータの書き込み・読み込み処理を行います。

JornalNode

NameNodeで管理しているメタデータ(編集ログ)をローカルディスクへ書き込みます。JarnalNodeは3台以上の奇数台で動作させる必要があります。

ZooKeeper

ResouceManager/NameNodeとのセッションを管理し、アクティブなResouceManager/NameNodeで障害発生時(セッション失効時)、スタンバイしているResouceManager/NameNodeへフェイルオーバを開始するように要求します。

ZKFC(ZKFailoverController)

ResouceManager/NameNodeの状態を監視し、ZooKeeperとのセッションを維持します。アクティブな他のResouceManager/NameNodeに障害が発生した場合、自身が管理しているResouceManager/NameNodeのフェイルオーバを実行します。

○:配置する
―:配置しない