XmlDataBeanクラスのisValidXml, getValidXmlMessageメソッドを使用している場合の修正
com.fujitsu.uji.xml.XmlDataBeanに新しいisValidXmlメソッドが追加され、XML Schema に対応したXML文書の検証が可能になりました。これに伴い、Apcoordinator V5.0L10、および、INTERSTAGE WEBCOORDINATORで提供されていた以下のメソッドは非推奨とします。
isValidXml(InputStream is)
isValidXml(String uri)
isValidXml(File file)
isValidXml(InputSource is)
isValidXml()
getValidXmlMessage()
XML文書の検証は、新規に追加された以下のメソッドを使用してください。メソッドの使用方法は“APIリファレンス”を参照してください。
isValidXml(boolean useSchema)
isValidXml(Object schemaSource)
WindowsにおいてJDK1.4.1以降を使用する場合の文字エンコーディングの指定
JDK1.4.1以降、文字エンコーディング名Shift_JISの実体がMS932からSJISに変更になりました。JDK1.4.0以前を使用していたアプリケーションをJDK1.4.1以降に移行するには、以下の場合に文字エンコーディング名Shift_JISをwindows-31jに書き換える必要があります。
文字エンコーディング名としてShift_JISを使用している、かつ、
丸付き数字などWindows固有の文字コードを使用している場合
MS932はwindows-31jの別名として使用できます。
XMLデータ仕様記述のバージョン指定について
XMLデータ仕様記述にバージョン6.0が導入されました。推奨のバージョンは6.0となります。
バージョン5.0は継続して利用可能であり、アプリケーションの修正の必要はありません。
XMLデータ仕様記述のバージョンによる動作の差異については、“定義ファイルリファレンス”の“XMLデータ仕様記述”を参照してください。
また、コマンドスクリプティングにもバージョン6.0が導入され、推奨となります。
コマンドスクリプティングのバージョンはspecSectionタグ中のXMLデータ仕様記述のバージョンを表し、コマンドスクリプティング自体の動作の変更はありません。
EJB複数指定機能を使用する場合のクラスパスの設定
EJB複数指定機能を使用する場合に必要となるJARがV5.0L20と比べて変更になり、ujief.jarは不要になりました。EJB複数指定機能に必要なクラスはuji.jarによって提供されます。
XML連携機能で利用するXMLプロセッサを変更する場合の動作の注意点
XML連携機能で利用するXMLプロセッサを変更する場合、次の点に注意する必要があります。
XMLプロセッサによって処理性能に差が生じる場合があるため、事前に必ず性能測定を実施し、処理要件を満たすかどうか確認してください。処理要件を満たさない場合、利用するXMLプロセッサを元に戻すなどの対処をしてください。
XMLプロセッサの仕様の違いにより、動作に差異が生じる場合があります。
ログの出力レベルを設定していない場合のログ情報の注意点
ログの出力レベルのデフォルトが9から10に変更になりました。これにより、ログの出力レベルを設定していない場合にトラブルが発生した時、事象を再現してログを再度採取する必要性が減少します。一方、Apcoordinatorのインフォメーションログが採取されることでログ量が増えるため、ログのローテーション間隔が短くなります。
V11以前と同じレベルのログを採取する場合は、初期化パラメータでログレベル9を指定してください。
Windowsイベントログ出力の注意点
Windowsイベントログへの出力は、サーバでアプリケーションを実行する時に利用できます。Interstage Studioを利用してローカルマシンでアプリケーションを実行する時は、Windowsイベントログに出力できません。