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Interstage Business Application Server オープンJavaフレームワークユーザーズガイド Java EE 7編
FUJITSU Software

7.6.1 V12.1.0以前からの移行

本製品のV12.1.0以降では仕様変更があります。以下の条件に該当する場合はアプリケーションの修正またはIJServerクラスタの設定をしてください。

項番

条件

修正方法または設定方法

1

アプリケーションで以下のオブジェクトをデシリアライズする。

- Strutsのクラスのオブジェクト

ネットワーク経由またはサーバのファイルシステムから取得した以下のJavaのクラスのオブジェクトをアプリケーション内でデシリアライズしないように修正してください。

- Strutsのクラスのオブジェクト

2

アプリケーションでWebコンテナのセッションの属性に以下のオブジェクトを格納する、かつ、Java EE 7のセッションリカバリ機能を使用する。

- Strutsのクラスのオブジェクト

ネットワーク経由またはサーバのファイルシステムから取得した以下のJavaのクラスのオブジェクトをアプリケーション内でWebコンテナのセッションの属性に格納しないように修正してください。

- Strutsのクラスのオブジェクト

3

ファイルアップロード機能を使用する、かつ、Java EE 7のセッションリカバリ機能を使用する

IJServerクラスタのJavaVMオプションに以下の互換オプションを設定してください。

「org.apache.commons.fileupload.disk.DiskFileItem.serializable=true」

IJServerクラスタのJavaVMオプションを設定する方法の詳細は“Interstage Application Server Java EE 7設計・構築・運用ガイド”を参照してください。

以下にIJServerクラスタのJavaVMオプションに互換オプションを設定するコマンドの実行例を示します。

$ /opt/FJSVisje7/glassfish/bin/asadmin create-jvm-options --target IJServer001 \
-Dorg.apache.commons.fileupload.disk.DiskFileItem.serializable=true