IPCOM連携は、以下の製品で利用可能です。
Interstage Application Server Enterprise Edition
EJBアプリケーションの配備、またはIJServerの更新が失敗した場合、詳細なメッセージがInterstage管理コンソールに出力されます。
環境設定の完了したあとで、負荷分散されないなどの問題が発生した場合には、以下の情報を確認してください。
■環境設定の確認
IJServerの設定は、Interstage管理コンソールの[ワークユニット]のEJBコンテナ設定の画面で「IPCOMのメソッド負荷分散」の設定を確認してください。
設定に誤りがある場合は、Interstage管理コンソールから設定値を修正したあと、更新して下さい。
また、isj2eeadminコマンドを使用して設定することもできます。isj2eeadminコマンドについて詳細は“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。
オブジェクトリファレンスの詳細情報の表示
「IPCOMのメソッド負荷分散」の設定値が正しい場合は、ネーミングサービスに登録されたオブジェクトリファレンスの情報について確認してください。
オブジェクトリファレンスの情報の表示は、odlistnsコマンドを使用します。
odlistns -lコマンドを実行して、負荷分散対象のEJBアプリケーションのホスト名とポート番号を確認します。
以下に、オブジェクトリファレンスの詳細情報について説明します。
Name(Type) Object information(detail) Default object information(detail) EasyBean(o) RMI:pkgTest.EasyBeanHome:0000000000000000, (a) IDL:com.fujitsu.interstage.j2ee.ijserver/IJServer001:1.0, (SVv:8002:1.1:UNICODE(UCS2)) (b) (c) (a)EJBアプリケーション名 (b)仮想ホスト名 (c)代表ポート番号
仮想ホスト名、代表ポート番号がInterstage管理コンソールまたはisj2eeadminで設定した値になっていない場合は、「環境設定」を更新して下さい。
■EJBアプリケーション
以下のようなクライアントEJBアプリケーションでは、負荷分散されません。
createメソッドを1回実行して、その後の処理は同一EJB objectに対して処理を実行する。
したがって、新規に処理を実行する場合は、createメソッドから再実行し、処理が分散されるようにプログラミングしてください。
負荷分散されるタイミングについては、“高信頼性システム運用ガイド”の“J2EEアプリケーション”の“プログラミング方法”を参照してください。