Interstage管理コンソールまたはessetcnfコマンド/essetcnfchnlコマンドで、イベントチャネルの動作環境を変更します。
構成情報の設定
イベントチャネルの環境設定
注意
不揮発チャネル運用中のイベントチャネルの動作環境を変更する場合は、以下の構成情報/環境情報だけ変更できます。
イベントデータ待ち合せ時間
エラーログファイルサイズ
ローカルトランザクションのタイムアウト時間
2フェーズコミットタイムアウト監視時間
コンシューマ未接続時のエラー復帰モード
イベントチャネル自動起動
上記以外の構成情報/環境情報を変更した場合は、不揮発チャネル運用中のイベントチャネルの動作環境が変更されることがあります。この場合、不揮発化情報の整合性が取れなくなる可能性があるため、不揮発チャネル運用中のイベントチャネルを再作成する必要があります。
■Interstage管理コンソールを使用する場合
Interstage管理コンソールの使用方法については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールによるInterstage運用”およびInterstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
■essetcnfコマンド/essetcnfchnlコマンドを使用する場合
essetcnfコマンドでイベントサービスの構成情報を設定/変更します。また、essetcnfchnlコマンドでイベントチャネルの環境情報を設定/変更します。
essetcnfコマンドおよびessetcnfchnlコマンドの詳細については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“イベントサービス運用コマンド”-“essetcnf”または“essetcnfchnl”を参照してください。
essetcnfコマンド/essetcnfchnlコマンドの-sオプションに指定する設定項目の概要を以下に示します。
オプション  | 構成情報/動作環境項目  | 
|---|---|
-schmax  | トピックまたはキューが使用する静的イベントチャネルの最大起動数  | 
-dchmax  | テンポラリトピックまたはテンポラリキューが使用する動的イベントチャネルの最大起動数  | 
-edmax  | イベントチャネルに蓄積できるメッセージ数の最大値  | 
-wtime  | メッセージ(イベントデータ)の待ち合わせ時間(秒)(注)  | 
-logsize  | イベントサービスで発生したエラー情報を出力するログファイルのサイズ(Kバイト単位)  | 
-gtrnmax  | 同時実行可能なグローバルトランザクション数  | 
-ltrntime  | ローカルトランザクションのタイムアウト時間(秒)  | 
-2pctime  | 2フェーズコミットタイムアウト監視時間(秒)  | 
-retrytime  | リカバリ時のリトライ間隔(秒)  | 
-retrymax  | リカバリ時のリトライ回数  | 
-chkcon  | サブスクライバ未接続時のエラー復帰モード  | 
-autostart  | イベントサービス起動時にイベントチャネルを自動起動する  | 
注)メッセージ(イベントデータ)の待ち合わせ時間には、10秒以上の値を設定することを推奨します。10秒より小さい値を設定する場合は、receiveNoWait()メソッドを使用してメッセージの待ち合わせを行わない運用を検討してください。
また、CORBAサービスの動作環境ファイル(config)のパラメタ“period_receive_timeout”(クライアントのタイムアウト時間)より小さい値を指定してください。値の差が20秒以上になるように指定することを推奨します。