Entity Beanの実行環境では、ユーザの用途に合わせて、インスタンス管理のモードが選択できます。選択するインスタンス管理モードによっては、以下に注意してください。
インスタンス管理モードの詳細については、“10.2.2 Entity Beanのインスタンス管理”を参照してください。
注意事項  | 該当インスタンス管理モード  | 対処方法  | 
|---|---|---|
Entity Beanを呼び出すアプリケーションからcreateおよびremoveメソッドを発行するとエラーとなります。また、永続化フィールドの値を更新してもデータベースには反映されません。  | ReadOnly  | 更新処理を行う場合は、ReadOnly以外のモードを指定してください。  | 
deployment descriptorのreentrant属性に“動作不可能(false)”を設定し、EJBアプリケーションのメソッドがreentrant呼出しを行った場合、正常に動作します。  | ReadOnly  | Reentrant呼出し不可能にしたい場合はReadOnly以外のインスタンス管理モードを指定してください。  | 
  | Sequential  | 更新処理を行う場合はReadWriteを、検索処理だけ行う場合はReadOnlyを指定してください。  | 
トランザクション属性にMandatory以外を指定して、複数インスタンス検索(Enumeration型またはCollection型)を実行すると、例外が発生する場合があります。  | Sequential  | EJBアプリケーション(Bean単位)にトランザクション属性Mandatoryを指定して実行してください。  | 
以下のEJBアプリケーションはインスタンス管理モードにSequentialが設定できません。 
  | Sequential  | インスタンス管理モードにSequentialを指定してEntity Beanを動作させたい場合は“ローカル呼出し”を“する”に設定してください。 “ローカル呼出し”に“しない”を設定して運用する場合は、以下のようにインスタンス管理モードを変更してください。 
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