アプリケーションがタイムアウトまたは無応答になった場合にスレッドダンプを自動採取する機能です。採取されたスレッドダンプを調査することでアプリケーションの無応答や処理のボトルネックを検出することができます。
スレッドダンプはコンテナ情報ログ(info.log)に採取されます。
スレッドダンプは下記の採取契機に10秒間隔で2回採取されます。2回のスレッドダンプで変化がなかったスレッド上の動作アプリケーションで問題があることが検出できます。
なお、1度スレッドダンプが採取されてから10分間はスレッドダンプは採取されません。
スレッドダンプ採取契機
IJServerの起動時のタイムアウト
起動時実行クラス、サーブレットのinitメソッド等IJServerの起動時に動作する処理に問題があるか、処理に時間がかかっている可能性があります。タイムアウト値は、“ワークユニット起動待ち時間”で設定します。
アプリケーションのタイムアウト
アプリケーションに問題があるか、処理に時間がかかっている可能性があります。タイムアウト値は、“アプリケーション最大処理時間”で設定します。
IJServerの停止時のタイムアウト
IJServerワークユニットの停止で、“プロセス強制停止時間”を超過した場合、自動的にスレッドダンプが採取されます。
タイムアウト値は、“プロセス強制停止時間”で設定します。
JavaVMへの生存監視で30秒間応答がない場合
JavaVMへの生存監視で30秒間応答がない場合、EXTP4367メッセージを出力し、自動的にスレッドダンプが採取されます。システムの負荷が高い、または、メモリ不足などが発生している可能性があります。
