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Interstage Application Server V12.2.0 アプリケーション作成ガイド(データベース連携サービス編)
FUJITSU Software

I.4.2 サーバアプリケーションのコンパイル・リンク

サーバアプリケーションのソースとスケルトンのコンパイル方法、およびリンク方法について説明します。
COBOLでアプリケーションを作成した場合について、コンパイルとリンクの手順の流れを以下に示します。



サーバアプリケーションは、APMと動的に結合します。このため、サーバアプリケーションは共用ライブラリとし、動的結合ができる状態にしておく必要があります。この共用ライブラリには、サーバアプリケーションが使用するライブラリを結合してください。データベース管理システムのライブラリ以外で、サーバアプリケーションのリンク時に指定するライブラリを以下に示します。


[リンク時に指定するライブラリ]

ライブラリ名

格納場所

用途

f3fmalcapi.lib

C:\Interstage\td\lib

コンポーネントトランザクションサービスランタイム(必須)

libextpapiskl.lib

C:\Interstage\extp\lib

コンポーネントトランザクションサービスランタイム(必須)

odcobcbl.lib

C:\Interstage\odwin\lib

CORBAサービスランタイム(注)

注)中継用サーバアプリケーションを作成するときに必要です。


サーバアプリケーションとスケルトンをPowerCOBOL97でコンパイル後、リンクする場合のオプションの例を以下に示します。


[コンパイルオプションの例]

PowerCOBOL97でコンパイルする場合は、以下の表に示すコンパイルオプションを設定してください。

項目

設定値

登録集名

CORBA="C:\Interstage\odwin\include\cobol"

SSOUT

任意の文字列(注)

注)サーバアプリケーションでDISPLAY文を使用している場合に必要です。

また、ワークユニット定義の環境変数ステートメントに、「任意の文字列」を環境変数として、DISPLAY文を出力するファイル名を指定します。指定されたファイルは、ワークユニット定義のカレントフォルダステートメントで指定されたフォルダ配下の「ワークユニット名\プロセスID」フォルダ配下に出力されます。以下に設定方法を示します。

Environment Variable: 任意の文字列=ファイル名