サービスエンドポイントインタフェースの作成
サービスエンドポイントインタフェースは、ijwsimportコマンドを使用してWSDLから作成します。
サービスエンドポイントインタフェースの作成手順
コマンドプロンプトを開き、作業フォルダを作成します。
例:mkdir temp
作業フォルダに移動します。
例:cd temp
ソース出力先フォルダを作成します。
例:mkdir src
ijwsimportコマンドを使用して、作業フォルダにWebサービスクライアントに必要なソースを生成します。
ijwsimport -p <パッケージ名> -s <ソース出力先フォルダ> -keep <WSDLのURL>
例: ijwsimport -p stub -s src -keep http://localhost/WebServiceSample/PopulationRankingService?wsdl
Webサービスクライアントプロジェクトのソースフォルダ配下に、4.の<ソース出力先フォルダ>のソースファイルをパッケージフォルダごとコピーします。WSDLファイルは不要です。
Webサービスクライアントプロジェクトを選択して、[F5]キーを押します。
作業フォルダを削除します。
上記5.および6.で追加したソースファイルでエラーが検出される場合には、引き続いて以下の手順でビルドパスの設定を行ってください。
Webサービスクライアントプロジェクトを選択して、右クリックでコンテキストメニューから[プロパティー]を選択します。
[Javaのビルド・パス] > [ライブラリー]タブ > [外部JARの追加]で以下に存在するJARファイルを追加します。
<製品インストールフォルダ>\APS\F3FMisje6\glassfish\modules\endorsed
<製品インストールフォルダ>\APS\F3FMisje6\glassfish\lib\endorsed
続けて[順序およびエクスポート]タブで、2.で追加したJARファイルを[JRE システム・ライブラリー]よりも上に移動して[OK]ボタンを押してください。
ijwsimportコマンドやWSDLのURLについては、"Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)"の"Webサービスアプリケーションの開発"の"配備とWSDLの取得・保管"を参照してください。
注意
以下の場合に、Webサービス(JAX-WS)ウィザードを実行して取得し、プロジェクト内にコピーされたWSDLファイルについて、WSDLの検証エラーが発生することがあります。
Webサービス(JAX-WS)ウィザードを実行してWSDLファイルを取得した後に、Webサービスアプリケーションを更新(サービスの追加など)し、再度Webサービス(JAX-WS)ウィザードを実行して、更新されたWSDLファイルを取得した場合
上記の場合に、初めのWSDLファイル取得時に、WSDLファイルで参照されているXML Schemaファイルがワークベンチのキャッシュに登録されます。再度Webサービス(JAX-WS)ウィザードを実行して、更新されたWSDLファイルを取得しても、WSDLの検証ではキャッシュされたXML Schemaを用いて検証が行われるため、WSDLファイルとXML Schemaが不整合となり、検証エラーが発生するものです。
エラーが発生した場合は、以下の手順で回避できます。
ワークベンチのメニューから[ウィンドウ] > [設定]を実行して設定ダイアログボックスを開きます。
[設定]ダイアログボックスで、[一般] > [ネットワーク接続] > [キャッシュ]を選択して、[キャッシュ]ページを開きます。
[キャッシュ・エントリー]からWSDLファイルで参照しているXML Schemaファイルを選択して、[除去]をクリックします。
ワークベンチのメニューから[プロジェクト] > [クリーン]を実行します。
[クリーン]ダイアログボックスで、問題が発生しているプロジェクトを選択して、[OK]をクリックします。