開発したJavaアプリケーションに応じて以下の方法でデバッグします。 [デバッグ構成]ダイアログボックスはワークベンチのメニューバーから[実行] > [デバッグの構成]を選択することで開くことができます。
[Javaアプリケーション]起動構成を使用する。
作成したJavaアプリケーションをデバッグする場合、起動構成はJavaアプリケーションを使用します。[デバッグ構成]ダイアログボックスでは、[Javaアプリケーション]を選択します。
[Javaアプレット]起動構成を使用する。
Javaアプレット起動構成を使用して、アプレットをデバッグすることができます。デバッグが開始されると、アプレットビューアが起動されデバッグ操作が可能です。[デバッグ構成]ダイアログボックスでは、[Javaアプレット]を選択します。
注意
Swingベースのアプレット(javax.swing.JAppletクラスを継承しているアプレット)をデバッグすると、デバッグ終了時にjavax.swing.TimerQueueクラスがクラスエディタで開かれます。この動作を抑止するには、ワークベンチのメニューバーから[ウィンドウ] > [設定] > [Java] > [デバッグ]を選択し、[キャッチされない例外で実行を中断]の選択を解除します。
[リモートJavaアプリケーション]起動構成を使用する。
アプリケーションをデバッグモードで起動し、リモートJavaアプリケーション起動構成を使うことにより、アプリケーションをリモートデバッグすることができます。[デバッグ構成]ダイアログボックスでは、[リモートJavaアプリケーション]を選択します。
JavaBeansのデバッグ
ワークベンチのウィザードでJavaBeansを生成した場合は、テストドライバとしてmainメソッドが用意されています。生成直後はコメントアウトされています。mainメソッドを有効にすることにより、Javaアプリケーションとして簡単にJavaBeansをデバッグすることができます。
アプレットをブラウザに表示させてのデバッグ
アプレットをInternet Explorerなどのブラウザ上で動作させてデバッグする場合にはJBKプラグインを使ってリモートデバッグします。JBKをインストールしたフォルダ配下のclassesフォルダにあるjbkplugin.propertiesに、以下のように記述を追加することにより、デバッグモードでアプレットを動作させることができます。
(例) jbk.plugin.vmoption=-Xrs -agentlib:jdwp=transport=dt_socket,server=y,suspend=n,address=nnnn
参考
nnnnは、デバッガと被デバッグプログラムが通信するために使用するポート番号です。jbk.plugin.vmoption に指定した値を、[デバッグ構成]ダイアログボックスの[リモートJavaアプリケーション]の[ポート]に設定する必要があります。
serverオプションの値は、デバッグの手順により異なります。
アプレットを先に起動する場合:
server=yを指定
アプレットを起動
[デバッグ構成]ダイアログボックスの[リモートJavaアプリケーション]の[接続タイプ]に"標準(ソケット接続)"を指定してデバッグ
アプレットを後から起動する場合:
server=nを指定
[デバッグ構成]ダイアログボックスの[リモートJavaアプリケーション]の[接続タイプ]に"標準(ソケット待ち受け)"を指定してデバッグ
アプレットを起動
ポイント
作成した起動構成は、デバッグ時に毎回作成する必要はありません。同じ起動構成でデバッグする場合は、[デバッグ構成]ダイアログボックスから作成した構成ファイルを選択し、[デバッグ]をクリックしてデバッグを開始してください。