運用テスト環境を構成するコンポーネントの1つである"アプリケーションサーバ"のインストールに関する注意事項です。
インストール先のファイルシステムについて
アプリケーションサーバはNTFS上にインストールする必要があります。アプリケーションサーバをインストールする場合は、本製品のインストール先にはNTFS上のフォルダを指定してください。
Windows(R)の8.3形式(ショートネーム)のパス生成が無効であるとき
アプリケーションサーバは、8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効である環境にインストールする必要があります。8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が無効である環境にアプリケーションサーバをインストールした場合、サービスを起動できない可能性があります。
以下の手順で8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効であるかを確認し、無効である場合は、有効となるように変更してからアプリケーションサーバをインストールください。なお、Windowsの8.3形式(ショートネーム)のパス生成の詳細については、OSが提供しているマニュアルを参照してください。
注意
ここでは、Windows Server 2012 R2の場合のコマンド実行について説明します。Windows Server 2012 R2以外の場合は、出力結果が異なる可能性があるため、OSに応じた手順で実施してください。
以下のコマンドを実行し、出力される値を確認します。
例
c:\>fsutil 8dot3name query C: ボリュームの状態は 1 です (8dot3 名の作成は無効です)。 レジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。 上の 2 つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は C: で無効です
手順1で、インストール先のボリュームが2つの設定に基づいて無効と表示されている場合、以下のどちらかの方法で有効に変更します。
システム上のすべてのボリュームを有効にする場合
例
c:\>fsutil 8dot3name set 0 現在のレジストリの状態は 0 です (すべてのボリューム上で 8dot3 名の作成を有効にします)。
ボリューム単位で有効にする場合
例
インストール先のDドライブを有効にする場合
c:\>fsutil 8dot3name set 2 現在のレジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。 c:\>fsutil 8dot3name set C: 0 8dot3name の生成が C: で有効になりました
コンピュータを再起動します。
本製品のアプリケーションサーバをインストールします。
ホスト名に設定できる文字について
ホスト名には、図1に示す文字を使用してください。
(注1) 最後のピリオドの直後には、数字は使用できません。 |
ホスト名に図1以外の文字(例:“_”(アンダースコア))を使用した場合、インストール完了後にInterstage管理コンソールにログインすると、「IS: エラー: is40003: Interstage JMX サービスに接続できませんでした」のメッセージが出力され、Interstageの運用操作は行えません。
「Windowsセキュリティの重要な警告」について
Java EE 7機能のセットアップ中に「Windowsセキュリティの重要な警告」が表示されることがあります。動作上の影響はないので、対処は不要です。