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Interstage Studio V12.2 インストールガイド
FUJITSU Software

2.2.4 アプリケーションサーバをインストールするとき

運用テスト環境を構成するコンポーネントの1つである"アプリケーションサーバ"のインストールに関する注意事項です。

インストール先のファイルシステムについて

アプリケーションサーバはNTFS上にインストールする必要があります。アプリケーションサーバをインストールする場合は、本製品のインストール先にはNTFS上のフォルダを指定してください。

Windows(R)の8.3形式(ショートネーム)のパス生成が無効であるとき

アプリケーションサーバは、8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効である環境にインストールする必要があります。8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が無効である環境にアプリケーションサーバをインストールした場合、サービスを起動できない可能性があります。

以下の手順で8.3形式(ショートネーム)のファイル名のパス生成が有効であるかを確認し、無効である場合は、有効となるように変更してからアプリケーションサーバをインストールください。なお、Windowsの8.3形式(ショートネーム)のパス生成の詳細については、OSが提供しているマニュアルを参照してください。

注意

ここでは、Windows Server 2012 R2の場合のコマンド実行について説明します。Windows Server 2012 R2以外の場合は、出力結果が異なる可能性があるため、OSに応じた手順で実施してください。

  1. 以下のコマンドを実行し、出力される値を確認します。

    c:\>fsutil 8dot3name query C: 
    ボリュームの状態は 1 です (8dot3 名の作成は無効です)。
    レジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。
    
    上の 2 つの設定に基づいて、8dot3 名の作成は C: で無効です
  2. 手順1で、インストール先のボリュームが2つの設定に基づいて無効と表示されている場合、以下のどちらかの方法で有効に変更します。

    • システム上のすべてのボリュームを有効にする場合

      c:\>fsutil 8dot3name set 0
      現在のレジストリの状態は 0 です (すべてのボリューム上で 8dot3 名の作成を有効にします)。
    • ボリューム単位で有効にする場合

      インストール先のDドライブを有効にする場合

      c:\>fsutil 8dot3name set 2
      現在のレジストリの状態は 2 です (ボリューム単位で設定します - 既定値)。
      c:\>fsutil 8dot3name set C: 0
      8dot3name の生成が C: で有効になりました
  3. コンピュータを再起動します。

  4. 本製品のアプリケーションサーバをインストールします。


ホスト名に設定できる文字について

ホスト名には、図1に示す文字を使用してください。

  • アルファベット大文字(“A”~“Z”)

  • アルファベット小文字(“a”~“z”)

  • 数字(“0”~“9”) (注1)

  • ハイフン(“-”) (注2)

  • ピリオド(“.”) (注2)

(注1) 最後のピリオドの直後には、数字は使用できません。
(注2) ハイフンおよびピリオドは、ホスト名の先頭文字として使用できません。また、ピリオドは、ホスト名の最後に指定できません。

図1 ホスト名に設定可能な文字

ホスト名に図1以外の文字(例:“_”(アンダースコア))を使用した場合、インストール完了後にInterstage管理コンソールにログインすると、IS: エラー: is40003: Interstage JMX サービスに接続できませんでしたのメッセージが出力され、Interstageの運用操作は行えません。

Windowsセキュリティの重要な警告」について

Java EE 7機能のセットアップ中に「Windowsセキュリティの重要な警告」が表示されることがあります。動作上の影響はないので、対処は不要です。