JDBCドライバの利用方法について説明します。なお、通信データの暗号化方法、およびデータベースへの接続方法については、OSSのドキュメントを参照してください。
JDBCドライバを使用したアプリケーションの開発、および実行環境について説明します。
JDBCドライバを使用するための環境設定について説明します。
JDBCドライバの実行環境として、環境変数CLASSPATHの設定が必要です。
JDBCドライバファイルの名前は以下のとおりです。
JDK 6またはJRE 6を使用する場合
postgresql-jdbc4.jar
JDK 7またはJRE 7を使用する場合
postgresql-jdbc41.jar
JDK 8またはJRE 8を使用する場合
postgresql-jdbc42.jar
以降では、JDK6またはJRE 6を使用する場合の環境変数CLASSPATHの設定例を説明します。
JDK 7、JRE 7、JDK 8またはJRE 8を使用する場合でも、JDBCドライバファイル名が変更となるだけで、環境変数CLASSPATHの設定方法は同じです。
なお、“<x>”は製品のバージョンレベルを示します。
Linux(32ビット)の場合
設定例(TCシェル)
setenv CLASSPATH /opt/fsepv<x>client32/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar:${CLASSPATH}
設定例(bash)
CLASSPATH=/opt/fsepv<x>client32/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar:$CLASSPATH;export CLASSPATH
Linux(64ビット)の場合
設定例(TCシェル)
setenv CLASSPATH /opt/fsepv<x>client64/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar:${CLASSPATH}
設定例(bash)
CLASSPATH=/opt/fsepv<x>client64/jdbc/lib/postgresql-jdbc4.jar:$CLASSPATH;export CLASSPATH
Windows(32ビット)の場合
設定例
set CLASSPATH=C:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>client32\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar;%CLASSPATH%
Windows(64ビット)の場合
設定例(FUJITSU Enterprise Postgres Client 64bitをインストールした場合)
set CLASSPATH=C:\Program Files\Fujitsu\fsepv<x>client64\jdbc\lib\postgresql-jdbc4.jar;%CLASSPATH%
JDBCドライバを利用する場合は、JDBCドライバが自動的にクライアント側の符号化方式をUTF-8に設定するので、符号化方式を設定することはできません。
参照
符号化方式については、PostgreSQL文書の“サーバの管理”の“サーバ・クライアント間の自動文字セット変換”を参照してください。
アプリケーション実行環境の言語設定は、データベースサーバのメッセージロケールの設定と合わせる必要があります。
言語の設定は、システムプロパティ“user.language”で設定します。
例
システムプロパティを指定したJavaコマンドの起動例
java -Duser.language=ja TestClass1