Interstage Business Application Server開発環境パッケージのウィザードを使用して作成したデータBean、ビジネスクラス、入出力ページのソースには、ウィザード情報が追加されます。これらのソースを編集する場合は、ウィザード情報を直接書き換えないようにするため、以下の方法で行なってください。
データBeanの編集
ウィザードが生成したデータBeanのソースの例を示します。
public class BodyBean extends DataBean
{
(A) //{{UJIWIZ_GENERATE(DATADEF)
//@@UJI-Wizard Information(Bean)
//@@項目1,item1,String
//}}UJIWIZ_GENERATE
(B) //{{UJIWIZ_GENERATE(DATA)
protected String item1;
//}}UJIWIZ_GENERATE
(C) //{{UJIWIZ_GENERATE(GETSET)
public String getItem1() {
return item1;
}
public void setItem1(String item1) {
this.item1 = item1;
}
//}}UJIWIZ_GENERATE
(D)
}
(A)はデータBeanのプロパティ情報、 (B)はデータBeanのプロパティ定義ブロック、 (C)はget/setメソッドブロックです。いずれも、Interstage Studioによって管理されます。
データBeanの新規作成ウィザードを使用してください。ウィザードでBean参照ボタンを押して、既存のデータBeanを選択します。追加ボタンでプロパティを追加したあとに完了ボタンを押し、上書き保存を選択します。既存のプロパティ、変数、メソッドを保存したまま、新たにプロパティが追加されます。
上記リストの(D)で示した範囲に追加してください。
ビジネスクラスの編集
ウィザードが生成したビジネスクラスのソースの例を示します。
public class SampleHandler extends GenericHandler
{
(A) //{{UJIWIZ_GENERATE(METHODDEF)
//@@UJI-Wizard Information(Class)
//@@sample.BodyBean,加算,add
//}}UJIWIZ_GENERATE
(B) public SampleHandler() {
// 以下に初期化する手続きを記述してください。
}
public boolean init() {
// セションスコープとする場合はtrue、
// しない場合はfalseを返します。
return true;
}
(C) //{{UJIWIZ_GENERATE(METHOD)
public void add(DispatchContext context, sample.BodyBean dataBean) {
// 「加算」の処理を記述します。
// 例 :
// // 次画面用のBeanを生成し、データを設定します。
// YYYBean bean = new YYYBean();
// bean.setZZZ(...);
// // 表示に使うBeanに表示モードを設定します。
// bean.setVerb("mode2");
// // 各画面領域対してBeanを設定します。
// context.setResponseBean("body", bean);
}
//}}UJIWIZ_GENERATE
(D)
}
(A)はメソッド定義情報、(C)はメソッドブロックで、どちらもInterstage Studioによって管理されます。
ビジネスクラスの新規作成ウィザードを使用してください。ウィザードでクラス参照ボタンを押して、既存のビジネスクラスを選択します。追加ボタンでコマンドやメソッド名を追加したあとに完了ボタンを押し、上書き保存を選択します。既存の変数、メソッドを保存したまま、新たにメソッドが追加されます。
上記リストの(B), (D)で示した範囲に追加してください。
入出力ページの編集
ウィザードが生成した入出力ページのソースの例を示します。
<%@ page contentType="text/html; charset=shift_jis" %>
<%@ taglib uri="uji-taglib" prefix="uji" %>
<uji:useBean id="body" cls="sample.BodyBean" request="true" />
<form method="post">
<input type="hidden" name="uji.verbs" value="加算" >
<input type="hidden" name="uji.id" value="body" >
<input type="hidden" name="uji.bean" value="sample.BodyBean">
(A) <%-- {{UJIWIZ_GENERATE(ITEM) --%>
<br>項目1
<input name="item1" value="<uji:getProperty bean='body' property='item1' />">
<br>
<%-- }}UJIWIZ_GENERATE --%>
(B) <%-- {{UJIWIZ_GENERATE(SUBMIT) --%>
<input type="submit" name="加算" value="加算" >
<%-- }}UJIWIZ_GENERATE --%>
</form>(A)は項目定義情報、(B)はコマンド情報で、どちらもInterstage Studioによって管理されます。
入出力ページを編集する際は、以下のようにしてください。
上記リストの(A)の範囲に生成されたINPUTタグ、画面部品タグ、コンポーネントタグは削除しないでください。また、(A)の範囲以外へ移動させないでください。
上記リストの(B)の範囲に生成されたINPUTタグは削除しないでください。また、(B)の範囲以外へ移動させないでください。
HTMLタグ、レイアウトタグ、通常の文字列は、上記 (A), (B)の範囲内にも追加できます。それ以外のタグは(A), (B)の範囲以外に追加してください。