高信頼性ログは、データベースを利用して、出力するログをユーザログテーブルに格納します。ログ定義ファイルを利用して、出力先のユーザログテーブルを設定できます。
管理名を使用してログ定義ファイルにログを出力する先(スキーマ名、表名)の定義を記述し、アプリケーションのAPIでは定義した管理名を利用することで、ログ定義ファイルで指定したユーザログテーブルへログを出力します。
ログ定義ファイルの記述
ログ定義ファイルは、汎用ログと同じログ定義ファイルに定義します。ログ定義ファイルへは、ユーザログテーブルのスキーマ名、表名を指定します。ログ定義ファイルの記述例を以下に示します。高信頼性ログを利用する場合、ログ定義ファイルのversionタグには 7.1 を指定してください。
《logConf.xml》
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<logConfig>
<config>
<version>7.1</version>
</config>
<logComposer name="Log1">
....
</logComposer>
<ulog name="ULog1" class="my.sample.MyULogComposer">
<param name="schema" value="MYSCHEMA"/> <!-- スキーマ名 -->
<param name="table" value="ULOG01"/> <!-- 表名 -->
</ulog>
<ulog name="ULog2" class="my.sample.MyULogComposer2">
<param name="schema" value="MYSCHEMA"/> <!-- スキーマ名 -->
<param name="table" value="ULOG02"/> <!-- 表名 -->
</ulog>
</logConfig>ulogタグ
高信頼性ログを定義します。
name属性には、APIで指定する管理名を指定します。
class属性には、高信頼性ログで利用するクラス名を指定します。ULogComposer、または、ULogComposerの派生クラスを指定することができます。なお、class属性はJavaのクラス名を指定します。
注意
ulogタグに、同名の管理名が複数、定義された場合には、最後に定義されたものが有効になります。
スキーマ名
paramタグを用いて、高信頼性ログを出力するユーザログテーブルのスキーマ名を指定します。
name属性には、"schema"を指定します。
value属性には、高信頼性ログを格納するユーザログテーブルのスキーマ名を指定します。
表名
paramタグを用いて、高信頼性ログを出力するユーザログテーブルの表名を指定します。
name属性には、"table"を指定します。
value属性には、高信頼性ログを格納するユーザログテーブルの表名を指定します。
ログ定義ファイルの詳細は“定義ファイルリファレンス”を参照してください。