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Interstage List Creator V10.6.0 SQL Server Integration Services連携機能編
FUJITSU Software

3.3 SSISパッケージの作成および実行

フラットファイルからデータを取り出し、List Creatorを呼び出して帳票を出力するSSISパッケージを作成、実行します。Visual StudioおよびSQL Serverの操作方法の詳細は、Visual StudioまたはSQL Serverのマニュアルを参照してください。

=操作手順=

  1. 新規プロジェクトを以下のように作成します。

    Visual Studio 2017で、「Integration Services Project」プロジェクトを選択して、新規プロジェクトを作成します。

  2. [フラットファイルソース]と[List Creator変換先]を以下のように関連付けます。

    データ フローに、変換元コンポーネントの[フラット ファイル ソース]と変換先コンポーネントの[List Creator変換先]を追加して、以下のように関連付けます。

  3. SSISパッケージ名を「LCPKG1.dtsx」に変更します。

  4. [フラットファイルソース]を右クリックし[編集]を選択します。

    ⇒フラット ファイル ソース エディターダイアログボックスが表示されます。フラット ファイル接続マネージャーを新規作成し、以下の設定をします。設定後[プレビュー]でデータを確認し、[OK]ボタンをクリックします。

    項目名

    設定内容

    ファイル名

    3.1 サンプルデータの準備”で準備したデータファイル名を指定

    先頭データ行を列名として使用する

    チェックする

  5. [List Creator変換先]を右クリックし[編集]を選択します。

    ⇒List Creator変換先 の詳細エディターダイアログボックスが表示されます。以下の設定をし、[OK]ボタンをクリックします。

    コンポーネントのプロパティタブ

    CommandType、FormDirectory、FormStyleを設定します。設定例を以下に示します。

    項目名

    設定内容

    CommandType

    「prprint」

    FormDirectory

    3.2 サンプル帳票の修正”で準備した帳票格納ディレクトリを指定

    FormStyle

    「売上伝票a」

    なお、プロパティの詳細は、“4.2 [List Creator変換先]アイテムのプロパティ”を参照してください。

    列マッピングタブ

    入力列と変換先列をすべてマッピングします。マッピングの例を以下に示します。

    入力列

    変換先列

    郵便

    得意先郵便番号

    住所1

    得意先住所1

    住所2

    得意先住所2

    得意先

    得意先名

    売上日

    売上日

    伝票番号

    伝票番号

    担コード

    担当者コード

    商品コード

    商品コード

    商品名

    商品名

    数量

    価格

    単価

    バー

    バーコード

  6. プロジェクトを以下のようにビルドまたはリビルトします。

    [ビルド]メニューから[(1.で作成したIntegration Services Project名)のビルド]を選択します。

  7. dtexecコマンドプロンプト ユーティリティにより、以下のようにコマンドプロンプトからSSISパッケージを実行します。

    1. コマンドプロンプトを「管理者として実行」を選択し、管理者権限に昇格させたコマンドプロンプトを起動します。

    2. SSISパッケージファイルが保存されているディレクトリに移動します。なお、SSISパッケージファイルのパスは、Visual Studio 2017の以下の画面から確認することができます。

      ・SSISパッケージ名「LCPKG1.dtsx」のプロパティの[完全なパス]
    3. 以下のようにSSISパッケージ実行コマンドを実行します。

      ■製品種別が【Windows版】の場合

      32 bit版のdtexecコマンドプロンプト ユーティリティにより、SSISパッケージを実行します。

      >dtexec /f LCPKG1.dtsx
      ■製品種別が【Windows版(x64)の場合】

      64 bit版のdtexecコマンドプロンプト ユーティリティにより、SSISパッケージを実行します。

      SQL Server 2017のインストール先が、「C:\Program Files\Microsoft SQL Server」の場合の例
      >"C:\Program Files\Microsoft SQL Server\140\DTS\Binn\dtexec" /f LCPKG1.dtsx

    SSISパッケージファイルを実行すると以下のようなPDFファイルが作成されます。
    [売上伝票a]のプロパティで設定したファイルの格納先に以下のようなPDFファイルが作成されます。