COBOLアプリケーション連携機能を利用する場合の文字コード系に関する留意事項について説明します。
●COBOLアプリケーションの文字コード系
COBOLアプリケーションの文字コード系は、COBOLプログラムのコンパイル時に指定します。
詳細については、NetCOBOLに添付のオンラインマニュアルを参照してください。
●画面帳票定義体を使用する場合の留意事項
画面帳票定義体の文字コードは、定義体作成時に指定することができます。指定できる文字コード系は、以下のとおりです。
JIS8+シフトJIS
EUC
EBCDIC(カナ文字)
EBCDIC(英小文字)
EBCDIC(ASCII)
画面帳票定義体の文字コード系は、COBOLアプリケーションのコンパイル時、およびCOBOLアプリケーションの実行環境と同じ文字コード系を使用するようにしてください。
ただし、COBOLアプリケーションの文字コード系がUnicodeの場合は、画面帳票定義体のコード系は「JIS8+シフトJIS」が推奨コード系になります。
●レコードについての留意事項
COBOLアプリケーション連携機能では、入力データはCOBOLアプリケーションのWRITE文で直接書き込みます。その場合、入力データの受け渡しを行うための領域としてレコードを使用します。
レコードの詳細については、MeFtまたはNetCOBOLに添付のオンラインマニュアルを参照してください。
以下に、文字コード系に関する注意が必要なレコードについて、項目の種類に分けて説明します。
英数字とは半角文字を意味し、英数字項目は英数字を1バイトで扱います。
文字コード系がEUCの場合、半角カタカナをJISカナコードで指定します
(EUCコードのカナ文字(0xA0~0xDF)には、先頭にシフトコード(0x8E)が付加されて2 バイト文字になります)。
文字コード系がUnicodeの場合は半角カタカナは扱えません。
日本語項目では日本語を2バイトで扱います。
文字コード系がEUCの場合は、G3領域の文字(拡張漢字、拡張非漢字、および利用者定義文字)も2バイトで表現されます(2バイト目の先頭ビットはOFFになります)。
文字コード系がEUCの場合は、EUCファイルコードで指定します。
したがって、外字または半角カタカナを使用する場合は、先頭にシフトコード(0x8E)が付加されるため、外字は3バイト、半角カナは2バイトで表現されます。