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Interstage List Creator V10.6.0 COBOLアプリケーション連携機能編
FUJITSU Software

3.2.6 ユーザ資源情報に関する環境変数

COBOLアプリケーション連携機能で使用する帳票、および出力する帳票に関する情報を設定する環境変数です。

ポイント

LM_OUTPUT_FILE_NAME

COBOLアプリケーション連携機能を利用して出力する帳票(PDFファイル、またはOWFファイル)のファイル名を指定する環境変数です。

生成するPDFファイル名、またはOWFファイル名をフルパスで指定します。

注意

  • 以下の場合、帳票出力サーバで帳票の出力時にエラーになります。

    • 帳票出力サーバがWindowsの場合

      指定したファイル名が出力フォルダ名と合わせて260バイトを超えた場合

    • 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合

      指定したファイル名が出力フォルダ名と合わせて512バイトを超えた場合

  • ファイルパスに「ダブルクォーテーション(")」は指定しないでください。

  • PDFファイル保存時、同一ファイル名がすでに存在する場合は、アクセス権があれば新しいファイルに置き換えられます。アクセス権がない場合は、PDFファイル保存に失敗します。

  • PDFファイル保存時、同一ファイル名がすでに存在する場合にPDFファイル保存に失敗したときは、元のPDFファイルも削除されることがあります。

  • OWFファイル生成時、同一ファイル名がすでに存在する場合は、エラーになります。ただし、存在するファイルのサイズが0バイトの場合は、エラーにならずに上書きされます。

  • OWFファイル生成時、同一ファイル名がすでに0バイトで存在する場合にOWFファイル生成に失敗したときは、元のOWFファイルも削除されることがあります。

なお、出力するPDFファイル、またはOWFファイルのファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したPDFファイル名、またはOWFファイル名

  2. 出力属性ファイルのSTREAMFILEキーワードで指定したPDFファイル名、またはOWFファイル名

  3. 環境変数(ファイル識別名)で指定したプリンタ情報ファイルのSTREAMFILEキーワードで指定したPDFファイル名、またはOWFファイル名

以下に、指定例を示します。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:帳票出力サーバ(Windows)に「c:\tmp\uriage.pdf」というPDFファイル名で帳票を出力する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_OUTPUT_FILE_NAME=c:\tmp\uriage.pdf

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:帳票出力サーバ(UNIX系OS)に「/tmp/uriage.pdf」というPDFファイル名で帳票を出力する場合(Bourneシェルを使用)

LM_OUTPUT_FILE_NAME=/tmp/uriage.pdf
export LM_OUTPUT_FILE_NAME

LM_RETURN_FILE_NAME

COBOLアプリケーション連携機能を利用してコネクタ連携するときに、アプリケーションサーバに配置するPDFファイル名を指定する環境変数です。

配置するPDFファイル名をフルパスで指定します。

注意

  • ファイルの格納先ディレクトリを指定する場合は、注意が必要です。詳細については、以下を参照してください。

    ⇒“2.5.2.2 帳票資源を配置するときの注意事項

  • 環境変数LM_RETURN_OWF_FILE_NAME、および出力属性ファイルのLCKEEPOWFキーワードと同時に指定しないでください。

  • このキーワードで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合は、エラーとなります。

ポイント

  • 帳票出力サーバにPDFファイルを生成する場合は、以下のいずれかの方法で生成するPDFファイル名のフルパスを指定します。

    • 環境変数LM_OUTPUT_FILE_NAME

    • 出力属性ファイルのSTREAMFILEキーワード

    • プリンタ情報ファイルのSTREAMFILEキーワード

  • アプリケーションサーバから帳票出力サーバに転送する場合に指定可能なファイルパスについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のコネクタ連携機能の運用時の注意事項についての記載を参照してください。

なお、アプリケーションサーバに配置するPDFファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したPDFファイル名

  2. 出力属性ファイルのLCKEEPPDFキーワードで指定したPDFファイル名

以下に、指定例を示します。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:アプリケーションサーバに「c:\tmp\uriage.pdf」というファイル名でPDFファイルを配置する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_RETURN_FILE_NAME=c:\tmp\uriage.pdf

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:アプリケーションサーバに「/tmp/uriage.pdf」というファイル名でPDFファイルを配置する場合(Bourneシェルを使用)

LM_RETURN_FILE_NAME=/tmp/uriage.pdf
export LM_RETURN_FILE_NAME

LM_RETURN_OWF_FILE_NAME

COBOLアプリケーション連携機能を利用してコネクタ連携するときに、アプリケーションサーバに配置するOWFファイル名を指定する環境変数です。

配置するOWFファイル名をフルパスで指定します。

注意

  • ファイルの格納先ディレクトリを指定する場合は、注意が必要です。詳細については、以下を参照してください。

    ⇒“2.5.2.2 帳票資源を配置するときの注意事項

  • OWFファイル名の拡張子は、必ず「.owf」(半角小文字)を指定してください。「.owf」以外の拡張子を指定した場合は、Webプラグインが起動されません。

  • 環境変数LM_RETURN_FILE_NAME、および出力属性ファイルのLCKEEPPDFキーワードと同時に指定しないでください。

  • このキーワードで指定したファイル名と同一のファイル名がすでに存在する場合は、エラーとなります。

ポイント

  • 帳票出力サーバにOWFファイルを生成する場合は、以下のいずれかの方法で生成するOWFファイル名のフルパスを指定します。

    • 環境変数LM_OUTPUT_FILE_NAME

    • 出力属性ファイルのSTREAMFILEキーワード

    • プリンタ情報ファイルのSTREAMFILEキーワード

  • アプリケーションサーバから帳票出力サーバに転送する場合に指定可能なファイルパスについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”のコネクタ連携機能の運用時の注意事項についての記載を参照してください。

なお、アプリケーションサーバに配置するOWFファイル名の指定は、以下の優先順序で有効になります。

  1. この環境変数で指定したOWFファイル名

  2. 出力属性ファイルのLCKEEPOWFキーワードで指定したOWFファイル名

以下に、指定例を示します。

アプリケーションサーバがWindowsの場合

例:アプリケーションサーバに「c:\tmp\uriage.owf」というファイル名でOWFファイルを配置する場合(コマンドプロンプトを使用)

SET LM_RETURN_OWF_FILE_NAME=c:\tmp\uriage.owf

アプリケーションサーバがUNIX系OSの場合

例:アプリケーションサーバに「/tmp/uriage.owf」というファイル名でOWFファイルを配置する場合(Bourneシェルを使用)

LM_RETURN_OWF_FILE_NAME=/tmp/uriage.owf
export LM_RETURN_OWF_FILE_NAME