18.6.1 帳票に指定できる文字

●Shift-JIS、EUC（U90）、またはEUC（S90）環境の場合

Unicodeの文字を使用できる帳票定義情報を設計する場合、Unicodeの範囲の文字を指定できます。

Unicodeの文字を使用しない帳票定義情報を設計する場合、帳票設計時に指定できる文字は、Shift-JIS（Windowsで表示できる文字）の範囲です。

以下に、Unicodeの文字を使用しない帳票定義情報を設計する場合に、帳票に指定できる文字（Webアプリケーション連携時）を示します。

表18.45 Shift-JIS、EUC（U90）、EUC（S90）環境の場合に帳票に指定できる文字（Webアプリケーション連携時）
文字種		文字コード範囲（16進）	対応状況	備考
JIS非漢字		8140～84FC	◎	－
JIS第一水準漢字		889F～989E	◎	83年度JISで字体変更された文字は、新字体で出力されます。詳細については、以下を参照してください。 ⇒“18.8 83年度JISで字体変更された文字について”
JIS第二水準漢字		989F～EAFC	◎
他社文字	NEC特殊文字（、など）	8740～879E	△	帳票がShift-JISの場合、すべての文字が出力できます。帳票がEUC（U90）またはEUC（S90）の場合、項目により一部出力できない文字があります。(*1) 詳細については、以下を参照してください。 ⇒“18.8 83年度JISで字体変更された文字について”
	IBM拡張文字	FA40～FCFC	△
	NEC/IBM選定文字	ED40～EEFC	△
利用者定義文字		F040～F9FC	○	利用者定義文字を登録することで出力できます。 ⇒“18.6.4 利用者定義文字の出力手順”

◎：出力可能

○：Charset Managerをインストールすることで出力可能

△：出力可能だが、一部出力不可能

*1：
固定リテラル項目、矩形固定リテラル項目、ラジオボタン項目のラベル、チェックボックス項目のラベル、オーバレイ文字、矩形オーバレイ文字は、すべての文字が出力できます。
ただし、帳票がEUC（U90）の場合、以下の演算子に文字を指定すると、“表18.54 Shift-JISコード系で出力できないNEC特殊文字”の14文字は出力できません。

    ‐SET
    ‐HEADSTR
    ‐TAILSTR
    ‐CONNECTSTR
    ‐LEFTSTR
    ‐LEFTBSTR
    ‐MIDSTR
    ‐MIDBSTR
    ‐RIGHTSTR
    ‐RIGHTBSTR
    ‐RPLSTR
    ‐CASE

帳票がEUC（S90）の場合、以下の演算子に文字を指定しても、出力できません。
    ‐SET
    ‐HEADSTR
    ‐TAILSTR
    ‐CONNECTSTR
    ‐LEFTSTR
    ‐LEFTBSTR
    ‐MIDSTR
    ‐MIDBSTR
    ‐RIGHTSTR
    ‐RIGHTBSTR
    ‐RPLSTR
    ‐CASE

●Solaris標準EUC環境の場合

Unicodeの文字を使用できる帳票定義情報を設計する場合、Unicodeの範囲の文字を指定できます。

Unicodeの文字を使用しない帳票定義情報を設計する場合、帳票設計時に指定できる文字は、Shift-JIS（Windowsで表示できる文字）の範囲です。

なお、Solaris 標準EUC 環境の場合、帳票定義情報はEUC（U90）に文字コード変換して使用してください。

以下に、Unicodeの文字を使用しない帳票定義情報を設計する場合に、帳票に指定できる文字（Webアプリケーション連携時）を示します。

表18.46 Solaris標準EUC環境の場合に帳票に指定できる文字（Webアプリケーション連携時）
文字種		文字コード範囲（16進）	対応状況	備考
JIS非漢字		8140～84FC	◎	－
JIS第一水準漢字		889F～989E	○	83年度JISで字体変更された文字は、新字体で出力されますが、項目により一部Charset Managerの文字コード変換表カスタマイズ機能を使用して「制御文入力ファイル」を登録しないと出力できない文字があります。(*1) 詳細については、以下を参照してください。 ⇒“18.9 EUC（U90）の旧字体とShift-JISの新字体の対応定義について（【UNIX系OS版】の場合）”
JIS第二水準漢字		989F～EAFC	○
他社文字	NEC特殊文字（、など）	8740～879E	△	一部出力できない文字があります。(*2) 詳細については、以下を参照してください。 ⇒“18.9 EUC（U90）の旧字体とShift-JISの新字体の対応定義について（【UNIX系OS版】の場合）”
	IBM拡張文字	FA40～FCFC	△
	NEC/IBM選定文字	ED40～EEFC	△
利用者定義文字		F040～F9FC	△	利用者定義文字を登録することで出力できますが、Solaris標準EUCの場合、制限があります。(*2) ⇒“18.6.4 利用者定義文字の出力手順”

◎：出力可能

○：Charset Managerをインストールすることで出力可能

△：出力可能だが、一部出力不可能

*1：
固定リテラル項目、矩形固定リテラル項目、ラジオボタン項目のラベル、チェックボックス項目のラベル、オーバレイ文字、矩形オーバレイ文字は、新字体で出力されます。
ただし、以下の演算子に文字を指定しても、出力できません。
出力したい場合は、帳票を設計するWindows上にCharset Managerの文字コード変換表カスタマイズ機能を使用して「制御文入力ファイル」を登録する必要があります。

    ‐SET
    ‐HEADSTR
    ‐TAILSTR
    ‐CONNECTSTR
    ‐LEFTSTR
    ‐LEFTBSTR
    ‐MIDSTR
    ‐MIDBSTR
    ‐RIGHTSTR
    ‐RIGHTBSTR
    ‐RPLSTR
    ‐CASE

*2：
固定リテラル項目、矩形固定リテラル項目、ラジオボタン項目のラベル、チェックボックス項目のラベル、オーバレイ文字、矩形オーバレイ文字は、すべての文字が出力できます。
ただし、以下の演算子に文字を指定しても、出力できません。
出力したい場合は、EUC（U90）を使用してください。

    ‐SET
    ‐HEADSTR
    ‐TAILSTR
    ‐CONNECTSTR
    ‐LEFTSTR
    ‐LEFTBSTR
    ‐MIDSTR
    ‐MIDBSTR
    ‐RIGHTSTR
    ‐RIGHTBSTR
    ‐RPLSTR
    ‐CASE