以下に、帳票業務情報またはユーザアプリケーションで印刷属性情報を指定する場合の注意事項について示します。
●印刷部数を指定する場合
使用するプリンタ種によって、または「部数単位で印刷」を指定して印刷を行った場合、Print Managerの印刷操作画面では1部と表示される場合がありますが、印刷部数の指定は有効になります(指定した部数、印刷されます)。
●印刷ドキュメントを操作する場合
Print Managerの印刷サーバとList Creatorの帳票出力サーバが同一コンピュータ上で動作する環境で運用しているときに帳票の出力を保留する場合は、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをクライアント側で保留する設定にしておく必要があります。
印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード
帳票の出力時
帳票の出力時に「保留解除日時」を指定する場合は、以下のいずれかで出力開始時の動作モードをクライアント側で保留する設定にしておく必要があります。
印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード
帳票の出力時
保留状態のドキュメントを保留解除する日時は最大20分の誤差が生じる場合があります。
スプールドキュメントの出力受付日時から削除するまでの期間は、最大2時間の誤差が生じる場合があります。
●出力開始時の動作モードについて
「装置の設定にしたがう」(Print Managerの環境設定(プリンタ)の保留印刷の設定にしたがう)は、帳票出力サーバがWindowsの場合にのみ有効になります。
帳票出力サーバがWindows以外の場合は、指定しても「出力する」が指定されたものとして動作します。
●メッセージ通知を行う場合
出力開始メッセージと用紙交換メッセージの両方を通知する場合、出力開始メッセージと用紙交換メッセージが2重で通知される場合があります。
VSP/VS/PS5000シリーズのプリンタに印刷する場合、用紙交換メッセージを通知する指定を行うと、用紙交換メッセージが2重で通知される場合があります。
帳票出力サーバがWindows以外の場合、常に用紙交換メッセージを通知する指定は有効になりません。
メッセージの通知先に指定したコンピュータで、Print Managerの「到着通知パネル」を起動しておいてください。
●帳票の出力完了を待ち合わせる場合
帳票の出力完了を待ち合わせる場合は、以下のいずれかで出力開始時の動作モードを出力する設定にしておく必要があります。
印刷属性設定画面の出力開始時の動作モード
帳票の出力時
印刷時、以下に示すプリンタ装置以外では、出力中にスプールデータが削除された場合などでも出力完了メッセージが通知される場合があります。また、帳票の出力完了を待ち合わせても実際の出力完了のタイミングがずれる場合や、エラーが正しく通知されない場合があります。
VSP/VS/PS5000シリーズ
PrintiaLASERシリーズ(Printianavi搭載機のみ)
Print ManagerのLANプリンタ連携機能を使用して接続したネットワークプリンタ
帳票の出力完了待ち合わせ中にスプールドキュメントを他の出力装置に移動した場合、移動先の出力装置での出力完了を待ち合わせます。
●区切りページを出力する
以下の場合、区切りページ出力指定は有効になりません。
V10.0L10より前のバージョンレベルのPrintMGRと連携する場合
プリンタドライバの設定でRAWデータでスプールする設定になっている場合
●印刷ドキュメントの所有者名(ユーザ名)を指定する
印刷ドキュメントの所有者名(ユーザ名)指定は、帳票出力時のユーザが以下のいずれかの場合のみ有効です。
「Administrator」アカウント
「SYSTEM」アカウント
印刷ドキュメントの所有者名(ユーザ名)指定は、帳票出力サーバがWindowsの場合にのみ有効になります。
印刷ドキュメントの所有者名(ユーザ名)指定をしても、List Creatorの監査証跡ログのユーザ情報には、帳票出力時に「出力ユーザID」で指定したユーザ名、またはプロセスのユーザ名が出力されます。