置換フォント情報ファイルは、帳票定義情報に定義されているフォントを、帳票出力時に別のフォントに置き換えて出力する場合に、その置換情報を定義するファイルです。
置換フォント情報ファイルの作成方法と配置、文字コード系、指定方法については、以下を参照してください。
以下に、置換フォント情報ファイルの記述形式について示します。
●置換フォント情報ファイルの記述形式
置換フォント情報は、以下の形式で指定します。なお、置換フォントの指定は、オーバレイに定義しているフォントについては、印刷時のみ有効になります。
MAPFONT "定義フォント名" "置換フォント名"
帳票定義情報で定義されたフォント名(置換されるフォント名)を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで、NULLを含めずに31バイト以内で指定します。
31バイトを超える場合は、31バイトまで有効となります。
置換するフォント名を「ダブルクォーテーション(")」で囲んで、NULLを含めずに31バイト以内で指定します。
31バイトを超える場合は、31バイトまで有効となります。
注意
「MAPFONT」を複数指定し、定義フォント名が同一フォント名であった場合(同一の定義フォントに対し、複数置換フォント指定を行った場合)、最後に指定されたものが有効となります。
帳票業務情報のプロパティで指定した置換フォントの定義フォント名と、置換フォント情報ファイルで指定した置換フォントの定義フォント名が同一フォント名であった場合、置換フォント情報ファイルで指定した置換フォントの置換フォント名が有効となります。
プリンタにFM出力する場合、置換フォントの指定は有効になりません。
プリンタにFNP出力する場合、オーバレイ文字には置換フォントの指定は有効になりません。
ポイント
英語環境(英語ロケール)で「MS 明朝」などの和名のフォントを使用して文字を出力したい場合、以下の流れで設定してください。
帳票様式定義画面で項目のプロパティでは「MS UI Gothic」などの英名のフォントで定義します。
置換フォント情報ファイルに以下のように記述します。
MAPFONT "MS UI Gothic" "MS Mincho"
帳票出力インタフェースで置換フォント情報ファイルのパスを指定します。