pgx_dmpallコマンドとpgx_rcvallコマンドでは、ユーザーが作成したコピーコマンドを使用することで、任意のバックアップ先へのバックアップおよび任意のバックアップ先からのリカバリを、任意のコピー方法で実施することができます。
コピーコマンドは、ユーザーが事前にデータベースクラスタやテーブル空間に対するコピー処理を実装した実行可能なスクリプト形式などで作成するものであり、pgx_dmpallコマンドとpgx_rcvallコマンドの実行時に呼び出されます。
コピーコマンドを使用したバックアップ、およびリカバリについて説明します。
ポイント
一部のテーブル空間のみをコピーコマンドによるバックアップ対象とすることも可能です。ただし、コピーコマンドでのバックアップ対象とならないデータベース資源は、バックアップデータ格納先のディレクトリにバックアップされます。
注意
インスタンスをリカバリするためには、バックアップデータ格納先のディレクトリと任意のバックアップ先の何れも必要であり、二次媒体に退避するような場合には、これらを組み合わせて管理することが必要となります。