FUJITSU Enterprise Postgresでは、論理レプリケーションを利用することができます。これにより、バックアップされていないクラスタは、データ秘匿化ポリシーが有効になっているデータベースにサブスクライブすることができます。論理レプリケーションを使用すると、パブリッシャーとサブスクライバーのデータベースは、それぞれ独自のデータ秘匿化ポリシーまたは同じデータ秘匿化ポリシーを持つことができます。サブスクリプションが作成されるたびにパブリッシャーデータベースのデータ秘匿化を無効にする必要があります。これにより、サブスクライバーは秘匿化されたバージョンではなく元のデータ(初期コピー)を取得できるようになります。また、ユーザーはサブスクライブしている各データベースに秘匿化ポリシーを設定する必要があります。
ユーザーがデータベースのすべてのテーブルをパブリッシュしていて、すべてのデータベースに対して同じデータ秘匿化ポリシーをサブスクライブしたデータベースに適用しない限り、データ秘匿化の機密テーブル(pgx_confidential_policies、pgx_confidential_columnsなど)をパブリッシュする際には十分注意してください。これらの機密テーブルにはデータベースのすべてのテーブルの秘匿化ポリシーが含まれているため、パブリッシュされていないテーブルの機密ポリシーが誤って公開される可能性があります。また、サブスクライバーデータベースに異なるデータ秘匿化ポリシーを適用することはできません。