Windowsサービスに関するコマンドを利用して、インスタンスの起動、停止、および稼働状態の確認を行うことができます。
Windowsサービスを利用するにあたっては、Windowsサービスへのインスタンスの登録を行ってください。
参照
Windowsサービスへのインスタンスの登録については、“導入ガイド(サーバ編) ”の“インスタンスの自動起動・停止の設定”において、“Windowsサービスへのインスタンスの登録”を参照してください。
注意
Windowsサービスにインスタンスを登録せず、pg_ctlコマンドの実行によりインスタンスを起動・停止することも可能ですが、以下の理由によりWindowsサービスを利用したインスタンスの起動・停止を推奨します。
pg_ctlコマンドでインスタンスを起動するとユーザープロセスとして起動されます。そのためコマンドを実行したコマンドプロンプトウィンドウを閉じると、postgresのプロセスが強制停止となります。
net startコマンド、またはsc startコマンドにサービス名を指定して起動します。
またWindowsサービスの画面から以下の手順で起動することもできます。
[サービス]ウィンドウを表示する
[管理ツール]で、[サービス]をクリックします。
サービスを起動する
サービス名一覧の中から、起動したいインスタンス名を選択し、[サービスの開始]ボタンをクリックします。
net stopコマンド、またはsc stopコマンドにサービス名を指定して停止します。
またWindowsサービスの画面から以下の手順で停止することもできます。
[サービス]ウィンドウを表示する
[管理ツール]で、[サービス]をクリックします。
サービスを停止する
サービス名一覧の中から、停止したいインスタンス名を選択し、[サービスの停止]ボタンをクリックします。アプリケーションおよびコマンドの実行中にサービスの停止を行うとFUJITSU Enterprise Postgresはそれらを強制終了して正常停止します。
インスタンスの起動の操作直後に稼働されているかどうかを確認する場合は、サービス上で以下の手順でサービスの状態を確認してください。
[サービス]ウィンドウを表示する
[管理ツール]で、[サービス]をクリックします。
サービスの状態を確認する
サービス名一覧の中から、対象となるFUJITSU Enterprise Postgresのサービス状態を確認します。
運用中にインスタンスの稼働状態を確認する場合は、pg_ctlコマンドを使用してください。
pg_ctlコマンドには、以下を指定します。
モードは、statusを指定します。
-Dオプションは、データ格納先のディレクトリを指定します。-Dオプションを省略した場合、PGDATA環境変数の値が使用されます。
例
【起動状態の場合】
> pg_ctl status -D D:\database\inst1 pg_ctl: サーバが動作中です(PID: 1234)
【未起動状態の場合】
> pg_ctl status -D D:\database\inst1 pg_ctl: サーバが動作していません
参考
net startコマンドや、sc queryコマンドにより、インスタンスの稼働状態を確認することもできます。
参照
pg_ctlコマンドの詳細は、“PostgreSQL Documentation”の“Reference”の“pg_ctl”を参照してください。