Apcoordinatorで作成したセションBeanは以下の2通りの方法で呼び出すことができます。
リモート共通インタフェースを使います。
EJBCallFactoryクラスを使います。
呼び出す方法は、J2EEに準拠したセションBeanを呼び出す方法と同じです。詳細は、8.1 Apcoordinatorで作成したセションBeanの呼び出しを参照してください。
なお、呼び出すEJBの情報をEJB参照として定義する必要があります。詳細は33.3.3 EJB参照の定義を参照してください。
また、EJB 3.0に準拠したセションBeanを呼び出す場合は、J2EEの場合と以下の動作が異なります。
セションBeanはビジネスインタフェースを使って呼び出されます。
EJBCallFactoryクラスのcreateUjiSessionCallメソッドの返却値はUjiSessionCallクラスのサブクラスであるUjiSimpleSessionCallクラスです。UjiSimpleSessionCallクラスはビジネスインタフェースを利用してセションBeanを呼び出します。このため、スーパークラスで宣言されているgetRemoteメソッド(リモートインタフェースを取得するメソッド)は、UjiSimpleSessionCallクラスでは使用できません。この点を除き、UjiSimpleSessionCallクラスの使用方法はUjiSessionCallクラスと同じです。
セションBeanオブジェクトの自動削除の処理は、ビジネスインタフェースのremoveメソッドを呼び出してセションBeanのオブジェクトを削除します。
注意
リモートマップでlocalタグ(Apcoordinatorによるローカル呼び出し機能)またはejbExtタグ(EJB複数指定機能)を使用して、EJB 3.0に準拠したセションBeanを呼び出すことはできません。 詳細は、33.5 GlassFishで提供されない機能を参照してください。