エラーメッセージ
MpJobsch: ERROR: open() too many open files |
対象バージョンレベル
Solaris版:5.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Linux for Itanium版:V12.0L10以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:5.1以降
DS版:V20L10
対処
原因
Operation Managerクライアントを強制終了させるなど、正しく終了させていないことに起因して、プログラムのファイルディスクリプタが不足していると本エラーメッセージが出力されます。
対処方法
tskwnsrvプロセスに対してHUPシグナルを送信することで、不当なソケットを解放し、エラーとなっている原因が取り除ける場合があります。
また、keepalive機能を用いることで、不当なソケットを回収することができます。
[keepalive機能を有効にする方法]
ジョブスケジューラの起動パラメタファイル(jobschev.txt)の最後尾に以下の2行を追記する。
[SOCKET] |
なお、起動パラメタファイル(jobschev.txt)の格納場所は以下です。
[Windows版]
インストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpjobsch\etc\jobschev.txt
または、インストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpjobsch\etc\jobschevn.txt
“jobschevn”の“n”は、サブシステム1~9までの各サブシステム番号に対応します。
[UNIX版]
Solaris版:/var/opt/FJSVJOBSC/etc/jobschev.txt
または、/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn/etc/jobschev.txt
HP-UX版:/opt/FHPJOBSCH/db/etc/jobschev.txt
または、/opt/FHPJOBSCH/db/JOBDBn/etc/jobschev.txt
AIX版:/usr/FAIXJOBSC/db/etc/jobschev.txt
または、/usr/FAIXJOBSC/db/JOBDBn/etc/jobschev.txt
Linux版:/var/opt/FJSVJOBSC/etc/jobschev.txt
または、/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn/etc/jobschev.txt
“JOBDBn”の“n”は、サブシステム1~9までの各サブシステム番号に対応します。
ジョブスケジューラを再起動する。
注1)サブシステム運用の場合、サブシステム単位で設定する必要があります。
注2)keepalive機能を有効にすることで、定期的に生存確認のためのパケットがネットワークに流れるようになります。必要に応じて、有効にしてください。
備考
keepalive機能とは、OSの機能です。Solarisの場合は、nddコマンドのtcp_keepalive_intervalパラメタを参照してください。