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Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

4.14.41 「MpJobsch: ERROR: open() too many open files」がSYSLOGに出力される【UNIX版】

エラーメッセージ

MpJobsch: ERROR: open() too many open files

対象バージョンレベル

対処

原因

Operation Managerクライアントを強制終了させるなど、正しく終了させていないことに起因して、プログラムのファイルディスクリプタが不足していると本エラーメッセージが出力されます。

対処方法

tskwnsrvプロセスに対してHUPシグナルを送信することで、不当なソケットを解放し、エラーとなっている原因が取り除ける場合があります。

また、keepalive機能を用いることで、不当なソケットを回収することができます。

[keepalive機能を有効にする方法]

  1. ジョブスケジューラの起動パラメタファイル(jobschev.txt)の最後尾に以下の2行を追記する。

    [SOCKET]
    KEEP_ALIVE=ON

    なお、起動パラメタファイル(jobschev.txt)の格納場所は以下です。

    [Windows版]

    インストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpjobsch\etc\jobschev.txt

    または、インストールディレクトリ\MPWALKER.JM\mpjobsch\etc\jobschevn.txt

    “jobschevn”の“n”は、サブシステム1~9までの各サブシステム番号に対応します。

    [UNIX版]

    Solaris版:/var/opt/FJSVJOBSC/etc/jobschev.txt

    または、/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn/etc/jobschev.txt

    HP-UX版:/opt/FHPJOBSCH/db/etc/jobschev.txt

    または、/opt/FHPJOBSCH/db/JOBDBn/etc/jobschev.txt

    AIX版:/usr/FAIXJOBSC/db/etc/jobschev.txt

    または、/usr/FAIXJOBSC/db/JOBDBn/etc/jobschev.txt

    Linux版:/var/opt/FJSVJOBSC/etc/jobschev.txt

    または、/var/opt/FJSVJOBSC/JOBDBn/etc/jobschev.txt

    “JOBDBn”の“n”は、サブシステム1~9までの各サブシステム番号に対応します。

  2. ジョブスケジューラを再起動する。

注1)サブシステム運用の場合、サブシステム単位で設定する必要があります。

注2)keepalive機能を有効にすることで、定期的に生存確認のためのパケットがネットワークに流れるようになります。必要に応じて、有効にしてください。

備考

keepalive機能とは、OSの機能です。Solarisの場合は、nddコマンドのtcp_keepalive_intervalパラメタを参照してください。