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Systemwalker Operation Manager トラブルシューティングガイド
FUJITSU Software

4.14.16 エラーメッセージ「write() File too large」および「The daemon failed to write job net output information.」が表示される【UNIX版】

エラーメッセージ

MpJobsch: ERROR: write() File too large

MpJobsch: ERROR: 0037: The daemon failed to write job net output information.

対象バージョンレベル

対処

確認ポイント

ジョブの前回履歴ファイルに2GBを超えて書き込むような、大量出力をジョブで実施していませんか

[ジョブの前回履歴ファイル]

データベースディレクトリ配下の“プロジェクト名_ジョブネット名.log”(注)

注) V13.3.0以降の場合のファイル名は、プロジェクト名_ジョブネット名_nn.log(nnは任意の数字)

原因

ファイルサイズが2GBを超えると、write()システムコールが“File too large”でエラー復帰します。

ジョブの前回履歴ファイルは、標準出力、標準エラー出力をそれぞれの一時ファイルへ書き出し、ジョブの終了時点で結合します。このジョブの前回履歴ファイルに結合する際に、2GBを超える場合にも発生します。ファイルサイズが2GBを超えた場合、処理は継続しますが、ジョブの前回履歴の内容を参照することができません。

対処方法

前回履歴ファイルのサイズは、拡張することができません。ファイルのサイズが2GBを超えないようにしてください。

例えば、[登録-ジョブ]ウィンドウで[標準出力/エラー出力を保存しない]オプションをチェックする、またはジョブが出力するログの量を削減するなど、ジョブの前回履歴ファイルが2GBを超えないよう、考慮してください。

参考

ジョブの前回履歴ファイルはジョブネット単位で作成されます。