Systemwalker Operation Manager 設計ガイド

A.1.7 実行する業務の環境を決定する

◆日変わり時刻を決定する

検討内容	設定内容(パラメタ)		設定サーバ		参照情報/備考	トラブル事例
	OS設定	製品設定	ス	実
1日の業務運用の開始時刻、締め時刻を基に、日変わり時刻を確定	－	日変わり時刻	要	－	・設計ガイド 「日変わり時刻について検討する」 ・デザインシート [セットアップ（カレンダ(日変わり時刻))]シート	・業務運用の時間帯とジョブのスケジュール運用の時間帯が合わず、スケジュール定義の見直し、再定義が必要となる場合がある

◆ジョブの多重度を決定する

検討内容	設定内容(パラメタ)		設定サーバ		参照情報/備考	トラブル事例
	OS設定	製品設定	ス	実
システムの高負荷、リソース不足を起こさないため、ジョブの多重度を確定	－	ジョブの多重度	要	要	・設計ガイド 「大量のジョブが一度に実行される場合」 ・導入ガイド 「[運用情報の定義]ウィンドウの[運用制御]シート」 ・デザインシート [セットアップ（ジョブ実行制御(運用情報))]シート [セットアップ（ジョブ実行制御(運用情報(キュー)の定義))]シート <備考> 以下の2つの設定があります。 ・システム全体の多重度 ・キューの多重度	・サーバのリソース不足により、サーバ内で処理遅延や異常が発生する

◆ジョブネット異常時の対応を決定する

検討内容	設定内容(パラメタ)		設定サーバ		参照情報/備考	トラブル事例
	OS設定	製品設定	ス	実
メッセージ通知が必要なジョブネットの状態を確定	－	イベントの出力	要	－	・導入ガイド 「[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[イベント出力]シート」 ・デザインシート [セットアップ（ジョブスケジューラ(起動パラメタ))]シート <備考> 通知を行う各ジョブネットの状態メッセージに対する、運用時の対応を運用手順書に明記	・ジョブネットの異常など、状態変化のメッセージが通知されない
ジョブネット異常時に、対処完了まで次回の起動を抑止するかを確定	－	確認操作を有効とする	要	－	・導入ガイド 「[ジョブスケジューラ起動パラメタの定義]ウィンドウの[利用機能１]シート」-「[異常時の確認操作]:」 ・デザインシート [セットアップ（ジョブスケジューラ(起動パラメタ))]シート <備考> ジョブネット異常時は、異常対処が完了した際、該当ジョブネットに対する「確認」操作を実施する必要がある事を運用手順書に明記	・確認操作の実施漏れにより、予定どおりジョブネットが実行されない ・ジョブネットの異常が対処されないまま、次の予定でジョブネットが起動し、更に異常対処が困難となる