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Systemwalker Operation Manager  導入ガイド
FUJITSU Software

1.4.2 インストール前の作業

インストール前の作業について説明します。

LANGの設定

Systemwalker Operation Managerをインストールする前に、以下の作業を実施してください。

なお、メッセージは日本語で出力されます。

  1. 以下のファイルと環境変数を確認します。

    ファイル名

    OS名

    ファイル名

    Solaris

    /etc/default/init

    HP-UX

    /etc/rc.config.d/LANG

    AIX

    /etc/environment

    Linux

    • Red Hat Enterprise Linux 6 以前

      /etc/sysconfig/i18n

    • Red Hat Enterprise Linux 7 以降

      /etc/locale.conf

    環境変数の優先度

    環境変数

    優先度

    LC_ALL

    以下のすべてに優先されます。

    LC_MESSAGES

    LC_ALLが設定されていない場合に有効になります。

    LANG

    LC_ALL、LC_MESSAGESが定義されていない場合に有効になります。

    設定値とコード系

    OS名

    上記ファイルの設定値

    Systemwalkerのコード系

    Solaris

    ja(注1)

    EUC

    ja_JP.eucJP(注2)

    EUC

    ja_JP.PCK

    SJIS

    ja_JP.UTF-8

    UTF-8

    HP-UX

    ja_JP.eucJP

    EUC

    ja_JP.SJIS

    SJIS

    ja_JP.utf8

    UTF-8

    AIX

    ja_JP

    EUC

    Ja_JP

    SJIS

    JA_JP

    UTF-8

    Linux

    ja_JP.UTF-8

    UTF-8

    (注1) “ja”はSolaris 10以前でサポートされています。

    (注2) “ja_JP.eucJP”はSolaris 8以降でサポートされています。

  2. 上記のように設定されていない場合は、システム管理者(スーパーユーザ)のアカウントでシステムの動作環境に合わせた設定を行います。

    環境変数の設定方法

    OS名

    設定方法

    Solaris

    • Solaris 10 以前

      /etc/default/initファイルを編集します。

    • Solaris 11

      svccfgコマンドを使用します。

    HP-UX

    /etc/rc.config.d/LANGファイルを編集します。

    AIX

    /etc/environmentファイルを編集します。

    Linux

    • Red Hat Enterprise Linux 6 以前

      /etc/sysconfig/i18nファイルを編集します。

    • Red Hat Enterprise Linux 7 以降

      /etc/locale.confファイルを編集します。

    (例)
    以下は、telnetで接続した場合の例です。

    1. Solaris 10で環境変数LANGにコード系EUCを指定する場合

      viなどのエディタを使用して/etc/default/initに以下の記述を追加します。

      LANG=ja
    2. Solaris 11で環境変数LANGにコード系SHIFT-JISを指定する場合

      # svccfg -s system/environment:init setprop environment/LANG=astring: ja_JP.PCK
      # svcadm refresh system/environment:init
  3. LANGの設定を変更した場合は、以下のコマンドを実行し、システムを再起動してください。

    Solarisの場合
    以下は、telnetで接続した場合の例です。

    # cd /
    # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0

    Linuxの場合

    # cd /
    # /sbin/shutdown -r now

注意

  • 設定ファイルを編集する場合はバックアップを取ってください。

  • ファイルに、環境変数を指定することにより、Systemwalker以外のアプリケーションの表示に影響があることがあります。

  • Systemwalkerインストール後にシステムのコード系を変更しないでください。

  • サポート対象外の環境へ本製品をインストールすることはできません。

既存環境のバックアップ

アップグレードインストールまたは再インストールの場合は、インストールが失敗した場合に備え、既存の環境をバックアップしておいてください。

バックアップ手順の詳細については、以下を参照してください。

ジョブの停止

稼働中のSystemwalker Operation Managerジョブが存在しないか確認してください。稼働中のジョブが完全に終了した後、アップグレードインストール、再インストールを実行してください。

シングルユーザモードでインストールする場合【Solaris版/Linux版】

シングルユーザモードでインストールする場合は、/optディレクトリおよびインストールしようとしているディレクトリをマウントした状態でインストールを実施してください。

ファイアウォールの設定

mjrmtjobコマンドを利用してリモートマシン上でジョブを実行する場合、かつ、リモートマシンがファイアウォール機能を利用している環境の場合に、ファイアウォール機能に対して必要な通信(ポート)を許可する作業を行います。ファイアウォール機能に対して必要な通信(ポート)を許可する方法については、OSのマニュアルを参照してください。

Systemwalker Operation Managerが使用するポートについては、“C.1 ポート番号一覧”を参照してください。リモートマシン側で、“リモートマシン(外部のサーバから受け付ける必要のあるポート番号)”に記載のポート番号を許可してください。

なお、mjrmtjobコマンドを利用してリモートマシン上でジョブを実行するためには、リモートマシン用のライセンスが必要です。