機能説明
本コマンドは、mvsmpsdlコマンドで待避したSystemwalker Software Deliveryの資産を本バージョンに移行するために使用します。コマンドを実行すると、指定された退避先ディレクトリにある移行資産が復元されます。
記述形式
insmpsdl | -b 退避先ディレクトリ名-f /dev/null |
オプション
復元する移行資産が格納(退避)されているディレクトリ名をフルパスで指定します。
退避先ディレクトリ名は、半角英数字で指定します。空白を含むことはできません。
/dev/nullを指定します。
復帰値
正常終了
異常終了
ワーニング(資源配付機能がインストールされていません。)
参照
コマンド格納場所
Solaris | <DVDドライブ>/Solaris/unx/tool/bin |
Red Hat Enterprise Linux 5 | <DVDドライブ>/Linux/RHEL5/unx/tool/bin/rhel5_32 |
Red Hat Enterprise Linux 6/ | <DVDドライブ>/Linux/RHEL6/unx/tool/bin/rhel6_32 |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(スーパーユーザ)権限が必要です。
運用管理サーバ/部門管理サーバ/業務サーバで実行可能です。
注意事項
必ず、“Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド”に記載されている手順に従って資産の復元を行ってください。
本コマンドを実行する前に、退避先ディレクトリおよびSystemwalkerインストールディレクトリ、資源配付管理ファイルディレクトリへのアクセスが可能かどうかを必ず確認してください
本コマンドを実行する前に、復元先マシンのSystemwalkerインストールディレクトリ、および管理ファイル復元先に十分な空き容量があることを必ず確認してください
退避元マシンと復元先マシンのOS種別、およびコード系は、同じでなければなりません。
クラスタ環境と非クラスタ環境の双方で、退避データを流用することはできません。
使用例
「/data/backup」に退避されたサーバ資産を復元します。
insmpsdl -b /data/backup -f /dev/null