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Systemwalker Centric Manager 導入手引書
FUJITSU Software

1.9.5 Red Hat Enterprise Linux 7での運用の注意事項

Red Hat Enterprise Linux 7での運用の注意について説明します。

オペレーティングシステムの停止時にサービスが自動停止する設定ですが、Red Hat Enterprise Linux 7では、手動でサービスを起動すると、オペレーティングシステムの停止時にサービスプロセスが正常に停止されません。

このため、以下のどれかに該当する場合、オペレーティングシステムの停止前に、Systemwalker Centric Managerのサービスを手動で停止してください。

  1. 以下のどちらかの方法でSystemwalker Centric Managerを再起動した場合

    • pcentricmgr(サービス/デーモンの停止コマンド)/scentricmgr(サービス/デーモンの起動コマンド)および各機能の停止/起動コマンドにより、手動でSystemwalker Centric Managerを再起動

    • Systemwalker Operation Managerと同じマシン上で共存し、poperationmgr(サービス/デーモン停止コマンド)/soperationmgr(サービス/デーモン起動コマンド)により、-aオプションを指定してSystemwalker Centric Managerを再起動

  2. mpbkc(バックアップコマンド)/mprsc(リストアコマンド)を実行した場合

  3. MpFwSetup(Systemwalkerセットアップコマンド)からの操作およびその延長で、Systemwalker Centric Managerの再起動が行われた場合

  4. サーバ性能監視のポリシーを適用した場合(ポリシー適用先が対象となります。)

  5. MpCnSet(イベント出力設定コマンド)を使用してトラップ出力形式を設定後、以下のコマンドで変換サービスプログラムを再起動した場合

    • 停止:/opt/FJSVfwntc/stopntc

    • 起動:/opt/FJSVfwntc/startntc

  6. 以下のコマンドのどれかを実行した場合

    • apl_event_change(アプリケーション異常のイベント出力先変更コマンド)

    • mpnmpref(ネットワーク管理ポリシー反映コマンド)

    • mppolcopy(ポリシー同期コマンド)

    • swstart(サービス/デーモンの起動の抑止解除コマンド)

    • setupProxy.sh(サーバ性能監視の動作環境初期化コマンド(SNMPエージェントあり))

  7. 返答メッセージ機能をインストールし、ORMsvr.sh(返答メッセージサービス起動・停止コマンド)により返答メッセージ機能デーモンを手動で停止・起動している場合

  8. mpbcmpolmode(監視ポリシー管理形式の変更コマンド)により、-nオプションまたは-oオプションを指定して、監視ポリシーの管理形式(通常モード/互換モード)を切り替えた場合

上記の操作を実施した場合の対処方法

上記の操作を実施した場合は、オペレーティングシステムを停止する前に、必ず以下に示すコマンドを実行してください。

複数に該当する場合は、対応するコマンドをすべて実行してください。実施した操作が不明な場合は、以下のコマンドをすべて実行してください。

なお、コマンドに順序性はありません。

  • a、b、c、e、f、hの操作を実施した場合

    /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr
  • dの操作を実施した場合

    /opt/FJSVspmex/etc/rc/K00swpmexa stop
  • gの操作を実施した場合

    /opt/systemwalker/bin/ORMsvr.sh {stop | contstop}

    サービス緩和停止を行う場合は、「contstop」を指定して実行してください。