エラーメッセージ
Invalid character code. Text is deleted |
または、
xxx "Cannot encode the rest of the messages. Check their contents on the sender system. <yyy>" |
Systemwalkerコンソールに出力されます。
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
HP-UX版:5.1以降
AIX版:10.0以降
Linux版:5.2、V10.0L10以降
Systemwalker Event Agent
Windows版:V10.0L20以降
Solaris版:10.1以降
Linux版:V11.0L10以降
原因
Systemwalker Centric Managerが収集したイベントのメッセージ文字列が、監視イベント一覧で表示できる文字コードに変換できなかったために発生します。
具体的には、イベント発生元のメッセージを出力しているアプリケーションで以下のどれかの動作をしていることが原因です。
発生元システムの文字コードと異なる文字コードのメッセージを出力している
出力しているメッセージが1文字のコードの途中で途切れている(例:2バイトコード文字の1バイト目で切れている)
出力しているメッセージにクライアントのコード系では、表現できない文字が含まれている(JIS補助漢字など)
表現できない文字例として、マイクロソフトコード系のNEC特殊文字がメッセージに含まれている場合に、本エラーメッセージが表示されます。
具体的なSJIS、EUC のコードは以下になります。
SJIS:EUC SJIS:EUC SJIS:EUC SJIS:EUC SJIS:EUC ----------------------------------------------------------- 8740:ADA1 8753:ADB4 8767:ADC8 8783:ADE3 8796:ADF6 8741:ADA2 8754:ADB5 8768:ADC9 8784:ADE4 8797:ADF7 8742:ADA3 8755:ADB6 8769:ADCA 8785:ADE5 8798:ADF8 8743:ADA4 8756:ADB7 876A:ADCB 8786:ADE6 8799:ADF9 8744:ADA5 8757:ADB8 876B:ADCC 8787:ADE7 879A:ADFA 8745:ADA6 8758:ADB9 876C:ADCD 8788:ADE8 879B:ADFB 8746:ADA7 8759:ADBA 876D:ADCE 8789:ADE9 879C:ADFC 8747:ADA8 875A:ADBB 876E:ADCF 878A:ADEA 8748:ADA9 875B:ADBC 876F:ADD0 878B:ADEB 8749:ADAA 875C:ADBD 8770:ADD1 878C:ADEC 874A:ADAB 875D:ADBE 8771:ADD2 878D:ADED 874B:ADAC 875F:ADC0 8772:ADD3 878E:ADEE 874C:ADAD 8760:ADC1 8773:ADD4 878F:ADEF 874D:ADAE 8761:ADC2 8774:ADD5 8790:ADF0 874E:ADAF 8762:ADC3 8775:ADD6 8791:ADF1 874F:ADB0 8763:ADC4 877E:ADDF 8792:ADF2 8750:ADB1 8764:ADC5 8780:ADE0 8793:ADF3 8751:ADB2 8765:ADC6 8781:ADE1 8794:ADF4 8752:ADB3 8766:ADC7 8782:ADE2 8795:ADF5 |
以下の形式で出力された場合、表示メッセージの xxx の個所に変換に失敗した文字まで出力されます。
xxx "Cannot encode the rest of the messages. Check their contents on the sender system. <yyy>" |
また、変換に失敗した文字以降は、16進数に変換されて、表示メッセージの yyy の個所に最大20バイト出力されます。
2048バイトを超えた文字列が通知された場合、処理不可能な文字数はカットして処理を継続します。しかし、2048バイト目がマルチバイト文字の2バイト目以降の場合は、文字の途中でカットしてしまい、文字化けとなり代替文字に変換が行われる現象が発生します。
対処方法
メッセージを出力しているアプリケーションが正常なメッセージを出力するようにします。
アプリケーションが出力したメッセージは、運用管理サーバの以下のファイルに蓄積されています。このファイルの内容から原因となっているアプリケーションを特定し、アプリケーションの設定変更や修正を行ってください。
ファイル
[UNIXの場合]
/var/opt/FJSVfwbs/ems/error_text |
[Windowsの場合]
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\MpFwbs\var\ems\error_text |
ファイルの内容説明
Sender:
Systemwalker Centric Manager内の監視イベント発信者(調査には関係ありません)
NodeName:
イベント発生元ノード名
Timestamp:
イベント発生時間
YYYYMMDDhhmmss.nnnnnn+540 |
YYYY:年(西暦)
MM:月
DD:日
hh:時
mm:分
ss:秒
nnnnnn:マイクロ秒
Eventtext:
メッセージテキスト文字列
ファイルの実例
Sender = MpMcsys |