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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

26.7 IPC資源を回収できない

IPC(Inter Process Communication)資源とは、複数のプロセスや、スレッド間で情報を共有するために使われる、メッセージ、共有メモリ、およびセマフォなどのリソースを指します。

エラーメッセージ

mpipcmgr: WARNING: When stopping, Systemwalker could not remove some IPC resources

mpipcmgr: WARNING: Systemwalker could not remove the following IPC resource. (TYPE=%1, ID=%2, KEY=%3)

対象バージョンレベル

確認ポイント

IPC資源が回収できなかった場合に、以下の手順で、どの資源が回収されなかったのか確認します。

  1. 以下のコマンドを実行し、IPC資源の状態を表示します。

    /opt/systemwalker/bin/mpipcsc

  2. 実行結果を確認します。

    回収できなかったIPC資源は、実行結果より、以下のメッセージの箇所に表示されます。

    Status of undeletion IPC from <stopping Systemwalker Centric Manager>
    T ID KEY DATE TIME PID CMD

    • T:種別(m:共用メモリ、q:メッセージキュー、s:セマフォ)

    • ID:ID

    • KEY:キー

    • DATE:獲得日付

    • TIME:獲得時刻

    • PID:プロセスID

    • CMD:プロセス名

  3. システムのコマンド(ipcrm)を使用し、未回収のIPC資源を回収します。

    ※IPC資源の解放漏れイベントが通知されても、そのあとの起動/停止で前回開放漏れとなったIPC資源の回収処理が正常に行われた場合は、mpipcscコマンドを実行しても開放漏れの一覧への表示はされません。

原因

IPC資源の回収ができなかった場合に発生します。

対処方法

Systemwalker Centric Managerを停止した状態で、以下の手順を実施してください。

対処例

例1

例2

例3