ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

17.13 プロセス動作状況の確認で、プロセス異常が表示された(クラスタ環境の場合)

エラーメッセージ1

MpPmonC: WARNING: 10023: Systemwalker Centric Manager のプロセス監視(Cluster)において、監視対象のプロセス[MpNmsv]が失われたためフェイルオーバします。

対象バージョンレベル

確認ポイント

クラスタのセットアップコマンドを連続して実行していませんか。

原因

クラスタセットアップコマンドはセットアップとアンセットアップを必ず、交互に実行する必要があります。連続してセットアップを実行した場合、共有ディスクの資源が削除されてしまい、正常にクラスタのセットアップができていません。

対処方法

以下の手順で再度 Systemwalker Centric Manager をインストールしてください。

  1. クラスタのアンセットアップを行う。

  2. Systemwalker Centric Manager のアンインストールを行う。

  3. Systemwalker Centric Manager のインストールを行う。

  4. クラスタのセットアップを行う。

エラーメッセージ2

Solaris版:10.1の場合

MpPmonC: WARNING: 1000023: Systemwalker CentricMGR のプロセス監視(Cluster)において、監視対象のプロセス[XXXX]が失われたためフェイルオーバします。

Solaris版:11.0以降、Linux版:V11.0L10以降の場合

MpPmonC: WARNING: 10023: Systemwalker Centric Manager のプロセス監視(Cluster)において、監視対象のプロセス[XXXX]が失われたためフェイルオーバします。

対象バージョンレベル

確認ポイント

Systemwalker Centric Manager のリソース(CMGRPROC/CMGRPMON)の優先度が設定されていますか。

原因

優先度が設定されていない場合、Systemwalker Centric Manager のリソース(CMGRPROC/CMGRPMON)の呼び出し順序が順不同となります。順不同であった場合、Systemwalker Centric Managerの起動処理が終了する前にプロセス監視機能が監視を開始してしまうため、起動していないプロセスをプロセス異常状態と誤認してしまいます。

対処方法

Systemwalker Centric Manager のリソース(CMGRPROC/CMGRPMON)の優先度を正しく設定しているかどうか確認してください。

設定していない場合、優先度を正しく設定してください。

詳細手順はクラスタ適用ガイドおよびクラスタソフトのマニュアルを参照してください。

正しく設定している場合、保守情報収集ツールを使用して共通ツールの情報を採取し、技術員に問い合わせてください。