対処1
エラーメッセージ
| MpCNappl: エラー: xxx.xxx.xxx.xxxから受信したトラップPDUのデコードに失敗しました。(Errno:-17 Detail:0 in mprcvtrp.exe) | 
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
確認ポイント
対象機器のTrap形式がSNMPv2形式になっていませんか。
対象機器の提供元にお問い合わせください。
原因
V13.0.0以前
SNMPv1、SNMPv2C以外のトラップはサポート対象外のためです。
V13.1.0以降
SNMPv1、SNMPv2C、SNMPv3以外のトラップはサポート対象外のためです。
対処2
エラーメッセージ
| MpCNappl: エラー: xxx.xxx.xxx.xxxから受信したトラップPDUのデコードに失敗しました。(Errno:-14 Detail:%2 in mprcvtrp.exe) | 
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V11.0L10以降
対処2-1
確認ポイント
トラップ送信元のIPアドレスを持つ機器を確認し、トラップを送信している機器、もしくはアプリケーションを特定し、エラー詳細コード一覧より、エラー情報を確認してください。
【エラー詳細コード一覧】
| 10001 PDU に設定されているPDU 長が実PDU 長を超えている | 
| 10002 不当な種別が設定されている (get-response/trap以外) | 
| 10003 variable-bindings - syntaxに不当な値が設定されている、または、Counter64の値が設定されている可能性がある(未サポート) | 
| 10004 variable-bindings - value長に不当な値が設定されている | 
| 10005 PDU に設定されているvariable-bindings - value長が実PDU 長を超えている | 
| 10006 シーケンスタグの位置に不当な値が設定されている | 
| 10007 シーケンス長に不当な値が設定されている | 
| 10008 PDU に不当な種別が設定されている(get-request/get-next-request/get-response/trap以外) | 
| 10009 種別長に不当な値が設定されている | 
| 10010 コミュニティタグに不当な値が設定されている(OctetString型以外) | 
| 10011 コミュニティ長に不当な値が設定されている | 
| 10012 enterpriseタグに不当な値が設定されている(ObjectIdentifier型以外) | 
| 10013 enterprise長に不当な値が設定されている | 
| 10014 variable-bindings - nameタグに不当な値が設定されている(ObjectIdentifier型以外) | 
| 10015 variable-bindings - name長に不当な値が設定されている | 
| 10016 versionタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外) | 
| 10017 version長に不当な値が設定されている | 
| 10018 request-idタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外) | 
| 10019 request-id長に不当な値が設定されている | 
| 10020 error-statusタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外) | 
| 10021 error-status長に不当な値が設定されている | 
| 10022 error-indexタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外) | 
| 10023 error-index長に不当な値が設定されている | 
| 10024 generic-trapタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外) | 
| 10025 generic-trap長に不当な値が設定されている | 
| 10026 specific-trapタグに不当な値が設定されている(INTEGER型以外) | 
| 10027 specific-trap長に不当な値が設定されている | 
| 10028 agent-addrタグに不当な値が設定されている(IpAddress型以外) | 
| 10029 agent-addr長に不当な値が設定されている | 
| 10030 time-stampタグに不当な値が設定されている(TimeTicks型以外) | 
| 10031 time-stamp長に不当な値が設定されている | 
原因
SNMP Trapで不正なデータが定義されています。
対処方法
エラーが発生したトラップの原データは、共通トレース(MpCNappl)に格納しています。本エラー情報とあわせてトラップ送信元機器、もしくは、アプリケーション開発元に連絡してください。
対処2-2
原因
SolarisのSNMPエージェントに不具合があり、送信するトラップのデータ形式に誤りがあるために発生します。
対処方法
SUNの修正パッチ(108869-31)以上を適用してください。
パッチの適用が行えない場合は、OSの再起動を行うことで回避できます。