エラーメッセージ
エラーコード=1:CORBA 例外 |
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Solaris版:5.2~11.0
Linux版:V11.0L10
確認ポイント
データベース作業用ディレクトリが削除されていませんか。
"データベース作業用ディレクトリ"の作成先は、製品VLにより異なります。対処方法の記載内容に従って、環境を確認してください。
原因
データベース作業用ディレクトリが存在しないため、処理が続行できません。
対処方法
ユーザ操作等で誤って削除されてしまった場合は、手動作成し復旧してください。
以下のXXXXは該当環境における"データベース作業用ディレクトリ"を示します。
Solaris 5.2 の場合
確認ファイル:/opt/FSUNrdb2b/etc/fssqlenv
確認箇所:WORK_PATH=XXXX
Solaris 10.0 ~11.0
確認ファイル:/opt/systemwalker/etc/fssqlenv
確認箇所:WORK_PATH=XXXX
Linux 11.0
確認ファイル:/opt/systemwalker/etc/fssqlenv
確認箇所:WORK_PATH=XXXX
復旧手順
XXXX が"/var/tmp/CENTRIC"の場合を例に説明します。
rootアカウントでログインしてください。
Systemwalker Centric Manager を停止してください。
/opt/systemwalker/bin/pcentricmgr |
/var/tmp/CENTRIC を作成してください。
mkdir -p /var/tmp/CENTRIC |
ディレクトリのアクセス権限、オーナー、グループを以下のとおり、設定してください。
Solaris版の場合
アクセス権限:755 オーナー:root グループ:other
chmod 755 /var/tmp/CENTRIC ; chown root:other /var/tmp/CENTRIC |
Linux版の場合
アクセス権限:755 オーナー:root グループ:root
chmod 755 /var/tmp/CENTRIC ; chown root:root /var/tmp/CENTRIC |
Systemwalker Centric Manager を起動してください。
/opt/systemwalker/bin/scentricmgr |
備考
本現象は、opmtrcsv(監視イベント履歴CSV出力コマンド)でも発生します。opmtrcsvで発生する場合のエラーメッセージは、「opmtrcsv:ERROR:00014」、または「opmtrcsv:ERROR:00015」です。上記の対処方法で対処できます。
"/var/tmp/CENTRIC"ディレクトリが存在しないと、Symfoware Serverの動作保障ができないため、コマンドの実行の有無に関わらず対処が必要です。