3.1.14 DBスペースの一部がアクセス禁止状態もしくは初期化が完了していない状態になり、Systemwalker Centric Managerの起動に失敗する

エラーメッセージ

以下のどちらかのメッセージが表示されます。

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました: "JYP5011E スキーマ“XXXXXX”の表“DATATBL”内に定義されている
DSI“MPXXXXXXXXXX”がアクセス禁止状態です．

qdg12148e:SQL文の実行で重症エラーを検出しました:'JYP5002E スキーマ“ｘｘｘｘｘｘ”の表“DATATBL”内に定義されているDSI“ｘｘｘｘｘｘｙｙｙｙｙｙ”の初期化が完了していません．' (システム名=CENTRIC)

対象バージョンレベル

Systemwalker Centric Manager
- Windows版:V5.0L10～V10.0L21
- Solaris版:5.0～10.1

確認ポイント

Windows版の場合
イベントログを調査し、上記のエラーメッセージが出力されていませんか。
Solaris版の場合
以下のファイルを開いて該当するエラーメッセージが出力されていませんか。
/SWFWDB/core/rdbreport

原因

DSIの切り替え中に、コンピュータまたはディスク装置の電源が切断されたため発生します。

対処方法

Windows版の場合
[V10.0L20以前]
1. 環境作成を行ったユーザでログオンしてください。
2. 以下のコマンドを実行して、Systemwalker Centric Managerを停止してください。
  pcentricmgr
3. スタートメニューから[Systemwalker_CentricMGR] - [環境設定]- [Systemwalker_CentricMGR セットアップ]を起動してください。
4. 以下の項目を選択します。
  - 初期メニュー：[保守]
  - 保守メニュー：[DB 保守]
  - DB 保守メニュー：[監視イベント/監視メッセージ初期化]
5. [監視イベント/監視メッセージ初期化]ダイアログボックスで、[開始]を選択してください。
  注意
  [監視イベント/監視メッセージ初期化]によりログデータベース内の情報（イベント情報など）が削除されますので注意してください。リポジトリ領域(構成情報など)は削除されません。
6. コントロールパネルから[サービス]ダイアログボックスを開きサービス[SymfoWARE RDB]を停止してください。
7. 以下のコマンドを実行し、Systemwalker Centric Managerを起動してください。
  scentricmgr
[V10.0L21以降]
1. 環境作成を行ったユーザでログオンしてください。
  環境作成を行ったユーザを忘れてしまった場合、SystemWalker セットアップ情報表示コマンド(MpFwSetupInfo)で確認してください。Systemwalker セットアップ情報表示コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
2. サービス停止コマンド(pcentricmgr)を実行し、Systemwalker Centric Managerを停止してください。
  サービス停止コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
3. 以下の手順により、監視イベント／監視メッセージを初期化してください。
  1. 以下のコマンドを実行して[セットアップメニュー]を表示します。
    %install%\MPWALKER.DM\MpFwbs\bin\MpFwSetup.exe
    %install%は Systemwalker Centric Manager のインストール先です。
  2. セットアップメニューにおいて、[DB 保守]を選択してください。
  3. DB 保守メニューにおいて、[監視イベント／監視メッセージ初期化]を選択してください。
  4. [監視イベント／監視メッセージ初期化]ダイアログにおいて、[開始]を選択してください。
    注意
    [監視イベント/監視メッセージ初期化]によりログデータベース内の情報（イベント情報など）が削除されますので注意してください。リポジトリ領域(構成情報など)は削除されません。
  5. Systemwalker Centric Manager セットアップを終了してください。
4. コントロールパネルから[サービス]ダイアログボックスを開きサービス"SymfoWARE RDB"を停止してください。
5. サービス起動コマンド(scentricmgr)を実行し、Systemwalker Centric Managerを起動してください。
  サービス起動コマンドの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
Solaris版の場合
- rootでログインしてください。
- 以下のコマンドを実行し Systemwalker Centric Manager を停止してください。
  /opt/systemwalker/bin/pcentricmgr
- 以下のコマンドを実行します。
  /opt/systemwalker/bin/MpFwSetup
- 以下の項目を選択します。
  - 初期メニュー：[保守]
  - 保守メニュー：[DB 保守]
  - DB 保守メニュー：[監視イベント/監視メッセージ初期化]
    注意
    [監視イベント/監視メッセージ初期化]によりログデータベース内の情報（イベント情報など）が削除されますので注意してください。リポジトリ領域(構成情報など)は削除されません。
- 以下のコマンドを実行し Systemwalker Centric Manager を起動してください。
  /opt/systemwalker/bin/scentricmgr
上記手順を実施しても回復しない場合
- バックアップが存在する場合は、バックアップデータをリストアしてください。
- バックアップがない場合は、環境の再構築をしてください。