ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Desktop Patrol 解説書
FUJITSU Software

2.14 環境設定機能

ユーザー管理

CTの導入されたPCを利用・管理する人をユーザーと言い、このユーザーをCS上で一元管理するための機能です。ユーザーの登録、削除、およびユーザー権限の設定や変更を行います。

また、登録したユーザーをユーザー一覧として参照できます。

部門管理

事業部、部、課などのような企業の部門であり、PCを利用するユーザーは通常部門に所属します。部門の登録および削除を行います。

また、登録した部門を部門一覧として参照できます。

Active Directory連携機能

Active Directoryとは、ネットワーク上の各種資源(PCやプリンタ、ユーザー情報等)を効率よく管理するためのディレクトリサービスです。Desktop PatrolはActive Directoryと連携することにより、Active Directoryで管理している部門・人事情報に、Desktop Patrolによる資産情報を関連づけて管理できるようになります。また、Active Directoryの部門・人事情報からDesktop Patrolのマスタ管理情報を自動的に生成できるため、従来のように手作業によるDesktop Patrolのマスタ管理情報を作成する必要がなくなり、情報を一元管理する運用を行えます。

また、従来のActive Directoryと連携しない運用と併用することも可能であるため、Active Directoryと連携する部門や、連携しない部門を運用に応じて自由に選択でき、柔軟にユーザー業務へ対応できます。

なお、Active Directoryと連携できるのは、シングルドメイン運用を行っている場合に限ります。マルチドメイン運用を行っている場合はDesktop Patrolと連携できません。

Active Directory連携機能の概要を以下に示します。


Active Directoryと連携した場合のメインメニューの例を以下に示します。

Active Directoryから取得した部門情報は、ドメイン名を最上位部門とした部門ツリー配下に表示されます。


ポリシーグループ管理

ポリシーグループ管理機能とは、セキュリティパッチの適用スケジュールや適用動作、インベントリ収集スケジュール、またはソフトウェアの配信条件といった、クライアントの動作ポリシーを、論理的なグループ毎に設定可能とする機能です。

従来では動作ポリシーを変えるために、各拠点に複数の中継サーバを構築していましたが、PCを論理的なグループに所属させることにより、動作ポリシーを変えるための中継サーバは不要になります。

ポリシーグループは、メインメニューの以下の画面で作成します。

注意

V12以前のバージョン混在時の注意事項

ポリシーグループ機能はSystemwalker Desktop Patrol V13.0.0以降のCTで有効です。

V12以前のCTがインストールされているPCをポリシーグループに所属させた場合、ポリシーグループ単位ではなくDS単位のポリシーで動作します。

環境管理

Systemwalker Desktop PatrolとSystemwalker Desktop Keeperの間で、初期導入時に構成情報を連携できます。システム導入時に構成情報を流用して容易に環境を構築できます。

なお、Active Directoryと連携した運用を行う場合は、本機能を利用できません。

監査ソフトウェアの設定

ソフトウェア辞書の設定を行い、PCで監査対象とするソフトウェアを決定する機能です。

ソフトウェア辞書は、クライアントで使用されているソフトウェアのインベントリ情報を収集するためのポリシーです。ソフトウェア辞書には、以下の2種類があります。詳細は、“1.3.2 ソフトウェア辞書”を参照してください。

編集した各ポリシーは、ソフトウェア配信のルートで、DSやCTに通知されます。

CS/DSの設定と稼働状況

CS/DSの稼働状況、およびCS/DSそれぞれの通信設定等を行う機能です。

稼働状況は以下の画面で確認できます。

設定画面は以下の画面で設定します。以下はCSの例です。