名前
stgmgrinfobkup - 管理対象サーバ、運用管理サーバの管理情報のバックアップ
形式
/opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup [-n サーバ名] [-t バックアップ種別]
機能説明
管理対象サーバ、運用管理サーバの管理情報をバックアップします。
オプション
指定されたサーバのバックアップを実施します。
指定がない場合、全管理対象サーバ(運用管理サーバも含む)のバックアップを実施します。
バックアップするデータの種別を指定します。指定できる値は以下のとおりです。複数の値は同時に指定できません。
RegiData: レジストリのバックアップ
MgrInfoData: 管理情報一括バックアップのポリシーファイルのバックアップ
BkupData: バックアップ管理のバックアップ
ReplData: レプリケーション管理のバックアップ
指定がない場合、ポリシーファイルの設定に従ってバックアップします。
ポリシーファイルの詳細は、「10.1.2.1 事前準備」を参照してください。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
ポリシーファイルの設定に従って、すべての管理対象サーバのバックアップを実施します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm02 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:05:00, サーバ名=acm02 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 #
ポリシーファイルの設定に従って管理対象サーバ(acm01)のバックアップを実施します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup -n acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 #
全管理対象サーバのレジストリをバックアップします。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup -t RegiData swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm02 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:05:00, サーバ名=acm02 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 #
管理対象サーバ(acm01)のバックアップ管理のバックアップを実施します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgmgrinfobkup -n acm01 -t BkupData swstf3014 管理情報のバックアップを開始します。開始時間=04/07/02 11:00:00, サーバ名=acm01 swstf3020 管理情報のバックアップは正常に終了しました。終了時間=04/07/02 11:02:00, サーバ名=acm01 swstf3021 全てのサーバで管理情報のバックアップは正常終了しました。 #
注意事項
rootユーザーまたはAdministratorsグループに所属するアカウントだけ実行可能です。
本コマンドが出力する情報(正常終了メッセージやエラーメッセージ)を必ず確認してください。
管理情報一括バックアップ実行サーバだけで実行可能です。
管理情報一括バックアップ実行サーバがクラスタ運用の場合、環境変数SWSTGNODEに論理ノード名を設定してください。
本コマンド実行中は、AdvancedCopy ManagerのほかのコマンドやWebコンソール操作を実施しないでください。また、AdvancedCopy ManagerのほかのコマンドやWebコンソール操作中に本コマンドを実行しないでください。
本コマンドを同時に複数実行しないでください。
14.2以前のETERNUS SF AdvancedCopy Managerがインストールされた管理対象サーバから、以下のどちらかで本コマンドを実行した場合、認証情報のバックアップは実施されません。
-tオプションにAuthDataを指定した場合
管理情報一括バックアップのポリシーファイルで、運用管理サーバのセクションに、AuthDataキーの値がYESと指定されている場合
バックアップデータをテープなどに退避する場合は、バックアップデータ格納ディレクトリ配下のファイルとディレクトリをすべて退避してください。
レジストリのバックアップは、-tオプションにRegiDataを指定した場合だけ行います。-tオプションを指定しない場合、レジストリはバックアップされません。
管理情報一括バックアップのポリシーファイルのバックアップは、-tオプションにMgrInfoDataを指定した場合だけ行います。-tオプションを指定しない場合、管理情報一括バックアップのポリシーファイルはバックアップされません。また、-nオプションには管理情報一括バックアップ実行サーバのサーバ名を指定してください。
IPv4アドレスの管理対象サーバとIPv6アドレスの管理対象サーバが混在する環境で運用する場合は、運用管理サーバを管理情報一括バックアップ実行サーバとして登録し、運用管理サーバから管理情報一括バックアップを実行してください。
運用管理サーバの管理情報をバックアップする場合、運用管理サーバのバージョンが管理対象サーバより低い環境では、運用管理サーバ上で管理情報をバックアップしてください。