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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.7 運用ガイド
FUJITSU Storage

10.7.2 共通制御とAdvancedCopy Managerリポジトリの保守方法

共通制御とAdvancedCopy Managerのリポジトリの保守方法を説明します。

10.7.2.1 共通制御とAdvancedCopy Managerリポジトリのバックアップ

共通制御とAdvancedCopy Managerのリポジトリをバックアップします。

参考

手順内の表記について

ディレクトリ名

説明

$BAK_DIR

バックアップ先のディレクトリ

  1. バックアップの準備をします。

    非クラスタ運用の場合は、以下のシェルスクリプトを実行して、サービスを停止します。

    # /opt/FJSVesfcm/bin/stop-webservice.sh

    クラスタ運用の場合は、以下の手順を実施します。

    1. マネージャーが属しているすべてのクラスタ業務を停止します。
      クラスタ業務の詳細は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「クラスタ業務とローカル業務」を参照してください。

    2. プライマリノードで、共用ディスクをマウントします。

    3. ETERNUS SF Manager Postgresサービスを開始します。

      Red Hat Enterprise Linux 7環境の場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /opt/FJSVesfcm/bin/startSFmanager start-postgres

      Red Hat Enterprise Linux 6またはRed Hat Enterprise Linux 5環境の場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /etc/init.d/startSFmanager start-postgres
  2. バックアップデータを作成します。

    1. バックアップ用ディレクトリを作成します。

      # mkdir -p $BAK_DIR/Common
    2. OSの管理者権限で以下のコマンドを実行して、バックアップデータを作成します。

      ポート番号を変更していない場合は<ポート番号>に15432を指定します。ポート番号を変更している場合は、<ポート番号>に変更後のポート番号を指定してください。
      <ファイル名>に指定したファイルに、バックアップデータが作成されます。

      # /opt/FJSVesfcm/postgres/bin/pg_dump -U esfpostgres -C --attribute-inserts -p <ポート番号> -f $BAK_DIR/Common/<ファイル名> esfdb
    3. プロンプトが表示され、入力待ちになります。以下のキーワードを入力してください。

      master01!
  3. マネージャーを起動します。

    非クラスタ運用の場合は、以下のシェルスクリプトを実行して、サービスを起動します。

    # /opt/FJSVesfcm/bin/start-webservice.sh

    クラスタ運用の場合は、以下の手順を実施します。

    1. ETERNUS SF Manager Postgresサービスを停止します。

      Red Hat Enterprise Linux 7環境の場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /opt/FJSVesfcm/bin/startSFmanager stop-postgres

      Red Hat Enterprise Linux 6またはRed Hat Enterprise Linux 5環境の場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /etc/init.d/startSFmanager stop-postgres
    2. 手順1でマウントした共用ディスクをアンマウントします。

    3. マネージャーが属しているすべてのクラスタ業務を起動します。

10.7.2.2 共通制御とAdvancedCopy Managerリポジトリのリストア

共通制御とAdvancedCopy Managerのリポジトリをリストアします。

参考

手順内の表記について

ディレクトリ名

説明

$BAK_DIR

バックアップ先のディレクトリ

  1. リストアの準備をします。

    非クラスタ運用の場合は、以下のシェルスクリプトを実行して、サービスを停止します。

    # /opt/FJSVesfcm/bin/stop-webservice.sh

    クラスタ運用の場合は、以下の手順を実施します。

    1. マネージャーが属しているすべてのクラスタ業務を停止します。
      クラスタ業務の詳細は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「クラスタ業務とローカル業務」を参照してください。

    2. プライマリノードで、共用ディスクをマウントします。

    3. ETERNUS SF Manager Postgresサービスを開始します。

      Red Hat Enterprise Linux 7環境の場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /opt/FJSVesfcm/bin/startSFmanager start-postgres

      Red Hat Enterprise Linux 6またはRed Hat Enterprise Linux 5環境の場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /etc/init.d/startSFmanager start-postgres
  2. バックアップデータをリストアします。以下の手順は、OSの管理者権限を持つユーザーが実施してください。

    1. 以下のコマンドを実行します。

      ポート番号を変更していない場合は<ポート番号>に15432を指定します。ポート番号を変更している場合は、<ポート番号>に変更後のポート番号を指定してください。

      # /opt/FJSVesfcm/postgres/bin/psql -U esfpostgres -p <ポート番号> postgres
    2. プロンプトが表示され、入力待ちになります。以下のキーワードを順に入力してください。

      master01!
      drop database esfdb;
      \q
    3. 以下のコマンドを実行して、バックアップデータをリストアします。
      ポート番号を変更していない場合は<ポート番号>に15432を指定します。ポート番号を変更している場合は、<ポート番号>に変更後のポート番号を指定してください。
      <ファイル名>には、バックアップデータ作成時に指定したファイル名を指定してください。

      # /opt/FJSVesfcm/postgres/bin/psql -U esfpostgres -p <ポート番号> -f $BAK_DIR/Common/<ファイル名> postgres
    4. プロンプトが表示され、入力待ちになります。以下のキーワードを入力してください。

      master01!
  3. マネージャーを起動します。

    非クラスタ運用の場合は、以下のシェルスクリプトを実行して、サービスを起動します。

    # /opt/FJSVesfcm/bin/start-webservice.sh

    クラスタ運用の場合は、以下の手順を実施します。

    1. ETERNUS SF Manager Postgresサービスを停止します。

      Red Hat Enterprise Linux 7環境の場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /opt/FJSVesfcm/bin/startSFmanager stop-postgres

      Red Hat Enterprise Linux 6またはRed Hat Enterprise Linux 5環境の場合は、以下のコマンドを実行してください。

      # /etc/init.d/startSFmanager stop-postgres
    2. 手順1でマウントした共用ディスクをアンマウントします。

    3. マネージャーが属しているすべてのクラスタ業務を起動します。

注意

共通制御リポジトリをリストアしてからWebコンソールが使用可能になるまで、2分程度必要です。