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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 16.7 運用ガイド
FUJITSU Storage

10.1 データベースの保守

AdvancedCopy Managerは、運用情報として各種リポジトリや管理情報を保持しています。それらを総称し、この章では“データベース”と呼びます。データベースは重要な情報です。長期運用によるリポジトリの容量不足、運用状況が導入当初と大幅に異なってきたことによるリポジトリの容量不足、および不慮の事故に備えて、定期的にデータベースをバックアップすることをお勧めします(Oracleのデータベースなどの業務に利用されるデータベースとは異なります)。

以下に、種別と取得タイミングについて記述します。

表10.1 運用管理サーバのデータベース

種類

契機

取得方法

容量

データベース

管理対象サーバの追加やデバイス情報の取込み、サーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)の変更によって構成情報に変化が生じた時、または、バックアップ管理やレプリケーション管理の運用情報に変化が生じた時

10.1.1.3.1 データベースのバックアップ

10.1.1.3.1 データベースのバックアップ」を参照してください。

レジストリ

運用管理サーバでマネージャープログラムのインストール(クラスタの場合は運用管理サーバ業務構築)後や運用管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合

10.1.1.4.1 レジストリのバックアップ」、
または
10.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

10.1.1.4.1 レジストリのバックアップ」を参照してください。

表10.2 管理対象サーバのデータベース

種類

契機

取得方法

容量

レジストリ

管理対象サーバの追加や運用管理サーバのサーバ情報(サーバ名、IPアドレス、ポート番号)を変更した場合

10.1.1.4.1 レジストリのバックアップ」、
または
10.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

10.1.1.4.1 レジストリのバックアップ」を参照してください。

バックアップ管理簿

バックアップ業務終了後、またはバックアップ管理の運用情報を変更したとき

10.1.1.1.1 バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップ」、
または
10.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

10.1.1.1.1 バックアップ管理簿とリカバリ制御ファイルのバックアップ」を参照してください。

バックアップ管理の前後処理スクリプト

前後処理スクリプトを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
10.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

バックアップ管理の前後処理スクリプトファイルのサイズを確認してください。

レプリケーション管理簿

レプリケーション管理の運用情報を変更したとき

10.1.1.2.1 レプリケーション管理簿のバックアップ」、
または
10.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

10.1.1.2.1 レプリケーション管理簿のバックアップ」を参照してください。

レプリケーション管理の前後処理スクリプト

前後処理スクリプトを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
10.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

レプリケーション管理の前後処理スクリプトファイルのサイズを確認してください。

管理情報一括バックアップのポリシーファイル

ポリシーファイルを変更したとき

copyコマンドで個別にバックアップ、
または
10.1.2 データベースを一括してバックアップする場合

管理情報一括バックアップのポリシーファイルのサイズを確認してください。

ポイント

データベースをバックアップする場合、それぞれ個別にバックアップする方法と、すべてのデータベースを一括してバックアップする方法があります。

管理対象サーバが運用管理サーバを兼ねている場合は、運用管理サーバのデータベースと管理対象サーバのデータベースの両方が存在します。