AdvancedCopy Managerのレプリケーション機能は、ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能を使用してレプリケーションの運用管理を実現します。
なお、本機能はETERNUS VX700 seriesに未対応です。ETERNUS VX700 seriesを利用する場合は、バックアップ機能を利用してください。
これにより、以下のレプリケーション運用が可能です。
ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能(OPC/EC機能)を使用して、ボリューム容量にかかわらず、高速にボリューム間レプリケーション(複製)を行います。そのため、レプリケーションのための業務停止時間を大幅に短縮できます。
アドバンスト・コピー機能の更新差分コピーを利用すると、より高速なレプリケーションが可能です。
バックアップ機能にある履歴管理がないため、一時バックアップに適しています。
AdvancedCopy ManagerのコマンドとOracleの操作を組み合わせた、サンプルシェルスクリプトを提供します。
Storage Cluster環境において、Primaryストレージでアドバンスト・コピー実施中にフェイルオーバが発生した場合、Primaryストレージが停止しても、Secondaryストレージで自動的にアドバンスト・コピーの処理を引き継いでコピー運用を継続できます。
詳細は、「第9章 Storage Clusterコンティニュアスコピー機能」を参照してください。
参考
バックアップ運用との主な違いは、以下のとおりです。
バックアップ運用ではポリシー管理、履歴管理が可能ですが、レプリケーション運用にはありません。
レプリケーション運用では、2つのボリューム間でのレプリケーション(複製)が可能です。