ページの先頭行へ戻る
ETERNUS SF Storage Cruiser 16.7 運用ガイド
FUJITSU Storage

13.2.5 setagtsnmp (エージェントのSNMP設定コマンド)

名前

setagtsnmp - Storage CruiserエージェントのSNMP設定

形式

Windows環境
powershell -ExecutionPolicy Unrestricted $INS_DIR\ESC\Agent\bin\setagtsnmp.ps1 -l
powershell -ExecutionPolicy Unrestricted $INS_DIR\ESC\Agent\bin\setagtsnmp.ps1 -t 1
powershell -ExecutionPolicy Unrestricted $INS_DIR\ESC\Agent\bin\setagtsnmp.ps1 -t 3 parameterFile

($INS_DIRは、Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)

Solaris/Linux環境
/opt/FJSVssage/bin/setagtsnmp -l
/opt/FJSVssage/bin/setagtsnmp -t 1
/opt/FJSVssage/bin/setagtsnmp -t 3 parameterFile

機能説明

Storage Cruiserエージェントから送信するSNMPトラップを設定、または設定状態を表示します。

オペランド

parameterFile

SNMPv3のユーザー設定情報を記述したファイルを指定します。
ファイルは、「名前=値」の形式で記述したテキストファイルを指定します。
先頭カラムが#で始まる行はコメントとみなします。
本ファイルで設定するユーザー情報は、SNMPv3形式のトラップを送信する場合に使用されます。ETERNUS SF Manager側に設定したトラップ受信用ユーザー情報と一致している必要があります。

表13.3 ファイルの指定形式

名前

user.name

SNMP通信用ユーザー名を指定します。
指定可能な文字列は、32文字以内の英数字記号です。ただし、ダブルクォーテーション(")および、シングルクォーテーション(')を除きます。大文字・小文字は区別されます。
本パラメーターの指定は必須です。

authentication.protocol

認証アルゴリズムを指定します。
以下のどちらかを指定します。

  • MD5

  • SHA

本パラメーターの指定は任意です。認証を行う場合に指定します。

authentication.password

認証用パスワードを指定します。
指定可能な文字列は、8~64文字の英数字記号です。ただし、ダブルクォーテーション(")および、シングルクォーテーション(')を除きます。大文字・小文字は区別されます。
認証アルゴリズムを指定した場合、本パラメーターの指定は必須です。

privacy.protocol

暗号化アルゴリズムを指定します。
以下のどれかを指定します。

  • DES

  • 3DES

  • AES

  • AES192

  • AES256

本パラメーターの指定は任意です。認証アルゴリズムを指定した場合、かつ暗号化を行う場合に指定します。

privacy.password

暗号化パスワードを指定します。
指定可能な文字列は、8~64文字の英数字記号です。ただし、ダブルクォーテーション(")および、シングルクォーテーション(')を除きます。大文字・小文字は区別されます。
暗号化アルゴリズムを指定した場合、本パラメーターの指定は必須です。

ETERNUS SF Manager側でデフォルト設定済みのトラップ受信ユーザー(esfagent)を使用する場合、認証アルゴリズムと暗号化アルゴリズムの指定は不要です。

オプション

-l

現在の設定内容をCSV形式で表示します。

-t 1

SNMPv1形式のトラップを出力します。

-t 3

SNMPv3形式のトラップを出力します。設定情報は、parameterFile オペランドで指定された情報に従います。

使用例