Windowsサーバノードのエージェントに関する主なエラーと対処方法を以下に記します。また、以降に記す障害は、イベントビューアまたはGUI画面からご確認ください。
マルチパス制御されているすべてのアクセスパスを誤って削除した場合は次のリカバリー手順に従ってください。
対象とするWindowsサーバノードを再起動してください。
アクセスパスが削除された対象のパスはマルチパス制御から外れ、またデバイスも認識しなくなります。
誤って削除したアクセスパス経路の各装置について[設定の再読み込み]を実行してください。
誤って削除したアクセスパスを設定しなおしてください。
Windowsサーバノードに接続されているデバイスの数が多い場合
Windowsサーバノードが認識するデバイスが多くなると、エージェントがレスポンス時間内に処理できなくて通信不可になることがあります。その場合は接続構成を見直して、Windowsサーバノードに認識されるデバイスの数を減らしてください。
環境によって違いはありますが、1台のWindowsサーバノードあたり100前後のデバイスに対してアクセスパスの設定が可能、とお考えください。
Emulex社製HBAからのアクセスパスが表示されなくなった場合
レジストリにあるドライバパラメーターのTopology値が誤っている可能性があります。
これは、ドライバを新たに再インストールしたり、Windowsで搭載されているHBAと違う(LP9802とLP1050のような)型番のHBAを新規に搭載したりしている場合に、自動的にドライバが再インストールされ、レジストリの値がデフォルト値に再設定されていることが原因です。
レジストリエディタで対象HBAのドライバパラメーターを確認したあと、値が誤っている場合は修正および当該Windowsサーバノードの[設定の再読み込み]を実施してください。
ドライバパラメーターの詳細は、「4.1.2 Windowsサーバノード」を参照してください。