スイッチを操作するユーザーのセキュリティレベルに応じて、利用できる機能範囲が異なります。システム運用管理の要件に応じて、ユーザーを設定してください。
スイッチに対する構成設定・変更を含んだ管理をStorage Cruiserで行う運用の場合
本製品に装置登録する際に、管理者権限のセキュリティレベルを持つユーザーを指定してください。
スイッチに対する構成設定・変更の管理をStorage Cruiser以外で行い、障害管理などのスイッチの状態管理をStorage Cruiserで行う運用の場合
本製品に装置登録する際に、権利者権限以外のセキュリティレベルを持つユーザーを指定してください。
指定したユーザーのセキュリティレベルによる利用できる機能の違いは、以下のとおりです。
機能 | 管理者権限のユーザー | 管理者権限以外のユーザー | |
---|---|---|---|
装置検出、自動登録、登録削除 | 利用可 | 利用可 (注2) | |
構成管理 | 物理接続の取得 | 利用可 | 利用可 |
アクセスパス管理(状態表示) | 利用可 | 利用可 | |
ビーコン操作 | 利用可 (注4) | 利用不可 | |
アクセスパス管理(設定/削除/継承) | 利用可 | 利用不可 (注3) | |
障害管理 | SNMPトラップ監視 | 利用可 | 利用可 |
装置ポーリング監視 | 利用可 | 利用可 | |
装置状態の取得 | 利用可 | 利用可 | |
SNMPトラップ送信先アドレスの設定 | 利用可 | 利用不可 | |
性能管理 | 利用可 | 利用可 |
注1: サポートレベルに応じて利用できる機能が異なります。
注2: SNMPv1を利用する設定で装置登録を行った場合、装置登録後に、スイッチ情報の変更画面でSNMP Community名を変更してください。
設定項目 | 設定内容 |
---|---|
SNMPコミュニティー名(Write) | Write方向のSNMPコミュニティー名です。 |
操作の詳細は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「FCスイッチ情報の変更」を参照してください。
注3: スイッチに対しては、ゾーニング情報を設定および削除できません。このため、本製品でアクセスパスを設定/削除、継承を実施する場合、事前にスイッチに対しゾーニング情報を設定/削除してください。事前にゾーニング情報を設定/削除していない場合、操作の結果がエラーとなります。事前にゾーニング情報の設定/削除を実施せずエラーとなった場合、アクセスパス経路上のスイッチに対しゾーニング情報を設定/削除し、対象スイッチに対し[設定の再読み込み]を実施してください。
注4: SNMPv1を利用する設定で装置登録を行った場合だけ。