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ETERNUS SF Express 16.7 運用ガイド
FUJITSU Storage

A.3.3 コピー先ボリュームの使用量の監視

コピー先ボリュームの物理容量が不足すると、コピー先ボリュームへアクセスできなくなります(コピー先ボリュームのデータを読み出すこと、コピー先ボリュームへデータを書き込むことができない状態になります)。SnapOPC+の場合、読み書きできなくなったコピー先ボリュームだけでなく、それ以前の世代のコピー先ボリュームも読み書きできなくなります。

このため、運用時はコピー先ボリュームの物理容量が不足しないように監視する必要があります。

TPVをコピー先ボリュームする場合の監視

TPVの物理容量は、ブロック単位で割り当てられます。このため、見積りより多くの物理容量を必要とする可能性があります。コピー先ボリュームの物理容量が不足しないように、必要に応じて容量閾値の設定変更を行い、使用量を監視してください。
TPVの監視に関する詳細は、「4.5 シン・プロビジョニング管理」を参照してください。

SDVをコピー先ボリュームする場合の監視

表A.2 SDV、SDPの運用とExpressで使用するコマンドとの関係

操作名

Expressで使用するコマンド

SDV容量の監視

acsdv stat

SDVの初期化

acsdv init

SDP容量の監視

acsdv poolstat

SDV容量の監視

SDPを使用しない場合は、各SDVの容量を定期的に監視し、常にある程度の余裕を持たせた運用をしてください。

SDVの初期化

SDP容量の監視

SDPを使用する場合は、各SDPの容量を定期的に監視し、常にある程度の余裕を持たせた運用をしてください。