クローニングは、以下の手順で行います。
準備
複製元のシステムで、GDSの設定情報の採取など、クローニングの準備を行います。
ディスクデータの複製
複製元のシステムのディスクデータを、複製先のシステムのディスクに複製します。
データの複製は、SystemcastWizard などのクローニング機能を提供するソフトウェアや、ストレージのコピー機能など、ディスクデータを複製する機能を利用して行います。
複製先のシステムの設定
複製先のシステムで、ハードウェア構成に合わせてGDSの設定を変更します。
複製元のシステムでシステムディスクをミラーリングしている場合、複製元または複製先のいずれかのシステムで、システムディスクミラーリングを一度解除する必要があります。
複製元のシステムでシステムディスクミラーリングを解除したくない場合は、以下の a.の方法でクローニングしてください。
それ以外の場合は、b.の方法でクローニングしてください。
特に、複製先のシステム数が多い場合は、b.の方法でクローニングすることを推奨します。
システムディスクをミラーリングしたままクローニングし、複製先のシステムでシステムディスクミラーリングの解除と再設定を行う。
手順3.において、複製先のシステムで OS のインストール CD からシステムを起動して、システムディスクミラーリングの設定情報を削除します。その後、システムディスクから起動して、システムディスクミラーリングの設定を行います。
システムディスクミラーリングをいったん解除してからクローニングする。
手順1.において、複製元のシステムのシステムディスクミラーリングを解除します。
手順2.の後、複製元のシステムで、システムディスクを再度ミラーリングします。
手順3.において、複製先のシステムでシステムディスクミラーリングの設定を行います。
ローカルクラスのディスクは、以下のいずれかの方法でクローニングします。
占有スライスを含むディスク全体のデータを複製する。
占有スライスのデータのみを複製する。
ボリュームの領域のデータのみを複製する。
ディスクデータを複製しない。
データの複製に使用するソフトウェアやコピー機能の仕様(どの領域のデータを複製できるか)と、ボリューム領域のデータを複製する必要性から、複製する範囲を決めてください。