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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

6.12.1 概要

クローニングは、以下の手順で行います。

  1. 準備

    複製元のシステムで、GDSの設定情報の採取など、クローニングの準備を行います。

  2. ディスクデータの複製

    複製元のシステムのディスクデータを、複製先のシステムのディスクに複製します。

    データの複製は、SystemcastWizard などのクローニング機能を提供するソフトウェアや、ストレージのコピー機能など、ディスクデータを複製する機能を利用して行います。

  3. 複製先のシステムの設定

    複製先のシステムで、ハードウェア構成に合わせてGDSの設定を変更します。

複製元のシステムでシステムディスクをミラーリングしている場合、複製元または複製先のいずれかのシステムで、システムディスクミラーリングを一度解除する必要があります。

複製元のシステムでシステムディスクミラーリングを解除したくない場合は、以下の a.の方法でクローニングしてください。

それ以外の場合は、b.の方法でクローニングしてください。

特に、複製先のシステム数が多い場合は、b.の方法でクローニングすることを推奨します。

  1. システムディスクをミラーリングしたままクローニングし、複製先のシステムでシステムディスクミラーリングの解除と再設定を行う。

    手順3.において、複製先のシステムで OS のインストール CD からシステムを起動して、システムディスクミラーリングの設定情報を削除します。その後、システムディスクから起動して、システムディスクミラーリングの設定を行います。

  2. システムディスクミラーリングをいったん解除してからクローニングする。

    手順1.において、複製元のシステムのシステムディスクミラーリングを解除します。

    手順2.の後、複製元のシステムで、システムディスクを再度ミラーリングします。

    手順3.において、複製先のシステムでシステムディスクミラーリングの設定を行います。

ローカルクラスのディスクは、以下のいずれかの方法でクローニングします。

データの複製に使用するソフトウェアやコピー機能の仕様(どの領域のデータを複製できるか)と、ボリューム領域のデータを複製する必要性から、複製する範囲を決めてください。